
アラブニュース
ロンドン:イランが支援するフーシ派民兵のサウジアラビア・アブハー空港攻撃により民間機が炎上した事件で、国際社会は非難の声を強めている。
サウジ南部のアブハー空港を標的にしたフーシ派の攻撃により、駐機場の飛行機が炎上した。Al-Ekhbariyaが報じた。
この攻撃を世界でいち早く非難したのが、エジプトだった。
エジプトはサウジアラビアとともに 「サウジアラビアの安定と安全保障および市民や住民の安全を脅かす、これらの犯罪的なテロ行為に対抗する」と、同外務省は声明で述べた。
フーシ派の攻撃が地域の安定と安全保障にとって直接的な脅威となるのは明らかだ、と声明は続けた。
イエメンのアル=イリヤニ情報相は、この「卑怯な」攻撃によって「様々な国籍の民間人旅行者数千人の命が危険にさらされた」と述べた。
この攻撃は「れっきとした戦争犯罪と言えるものであり、これまでフーシ派民兵がイランから武器や専門家の支援を受けて行ってきた、住宅地、空港、港、エネルギーインフラを標的としたテロ攻撃の延長線上にある」と同相は付け加えた。
今回の攻撃は、地域の安定と安全保障を揺るがそうとするイランの企みの一環として行われたものだ、と同相は述べた。
ヨルダンの外務省は、攻撃は 「民間施設を標的とし、罪のない民間人旅行者の命を危険にさらすことになった」と述べた。
こうした「卑怯なテロ行為の再発」が起きないようサウジアラビアと共に立ち上がる、とした。
バーレーンは今回の攻撃を 「あからさまな国際人道法違反 」と呼び、「こうした民間人を標的とする卑怯な行為 」と立ち向かうためにサウジアラビアが取るあらゆる措置を支持すると表明した。