
アラブニュース
ドバイ:イエメンのムアンマル・アル=エリヤニ情報文化観光大臣は20(土)、フーシ派武装組織によるタイズ北部の民家への爆撃を非難したと国営通信社SABAが伝えた。
エリヤニ大臣によるとフーシ派武装組織はアル=ラウダ地区の住宅街を数発の砲弾で爆撃し、子どものムハンマド・ハズバルちゃんが死亡、その姉妹が負傷し集中治療室に入院中だという。
大臣は国際社会、国連、および国連のマーティン・グリフィス・イエメン担当特使に対し、この攻撃を非難するよう呼びかけた。
イエメン外相は同日これに先立ち、イエメンは「対話を無意味と捉える反逆者集団に苦しんでいる」とフーシ派について語った。
イエメン東部ムカッラで開催された模擬国連での演説でアハメド・ビン=ムバラク外相は、フーシ派は「対話も紛争の解決も無意味と捉え、イエメンの民に暴力と戦争という形で自らの意志をぶつけることを選んだ」と述べた。武装組織は生徒を学校ではなく戦線へと向かわせ、「若い世代の頭の中に対話や平和ではなく、死や過激主義という地雷を埋め込む」べく教科書の改変を図っているとムバラク外相は述べた。
一方、イエメンの別の場所では、アデンのラムラス州知事がアデンのサウジ・イエメン開発復興プログラム事務所長アフマド・マドハリー氏と対談し、同プログラムの下で実行されたプロジェクトの進捗について語り合った。
対談では昨年12月下旬に攻撃を受け22人が死亡したアデン国際空港の作業も含め、いくつかのプロジェクトが議題に上った。
今月は空港へのミサイル攻撃について調査を行う上級国際専門家の一団を乗せた国連の飛行機がアデン国際空港に到着している。