
アラブニュース
カイロ: カタールとエジプトが、ドーハとの関係性を修復するためのアルウラ協定を受けて、特使を任命し大使館を再開することで合意した。
この決定の前、両国間の関係性を平常化する計画を立てるため、クェートで両国の代表団による話し合いが行われた。
「両当事者は外交使節団の業務を再開することで合意した…その後、ドーハ駐在のエジプト大使とカイロ駐在のカタール大使が任命された」と、エジプトの外交関係者は言う。
カタールのアラブ連盟常任委員イブラヒム・アブドゥル・アジズ・アルサーラウィ氏がカイロ駐在のドーハ特使になることが予想されると、同関係者は付け加えた。
クェートでの会合中、エジプトがカタールとの関係を解決するための条件を提示したという。その中には、ドーハに対してエジプトの国内問題に干渉しないことを求める厳しい要求も含まれる。
古代都市アルウラで開かれた湾岸協力会議サミット中の1月5日に署名されたアルウラ協定は、サウジアラビア・UAE・バーレーン・エジプトとカタールとの関係性を修復し、2017年から続く紛争を終結させた。
エジプト外務省は声明で、「2つの兄弟国間の信頼構築に向けた一歩であるアルウラ協定への署名を受けて両国が行う措置を、どちらの側も歓迎した」と述べた。
会合では、安全保障、安定性、および経済開発などの分野で、共同作業や2国間関係を強化する方法が話し合われた。
カイロとドーハはクェートに対し、両国間の最初の話し合いの場を設けたこと、および亀裂を修復しアラブの団結を促進するための同国の努力について、感謝を述べた。
エジプト外務省は最近、カイロとドーハが外交関係を復活させることに同意する2つの公式な覚書を交換したことを発表した。また、3年以上停止されていたエジプトとカタール間の航空便が1月18日に再開されたことも公表した。