
イスタンブール:トルコのフルシ・アカル国防相は、反体制派活動が活発なトルコ南東部で兵士10名と上級司令官1名がなくなった軍用ヘリコプターの墜落事故について、悪天候が原因であったとした。
エラズー県東部を拠点とする第8軍団を率いていたオスマン・エラバス中将が、木曜日の事故の犠牲者の中に含まれていた。
今回の事故は、トルコでは2017年にシュルナク県東部のシリアおよびイラクとの国境付近で13名の兵士が死亡して以来、最大の犠牲者を出した。
「初期情報や目撃者らの供述に基づき、事故は急激に変化した悪天候によるものと判断した」と国営アナドル通信は国防相の発言として伝えた。
アカル国防相とスレイマン・ソイル内相は木曜日、軍高官らを伴ってビトリス県南東部の墜落現場へと向かった。
国防当局は、事件の公式な調査が開始されたと述べた。
EUと米国は直ちに、NATO同盟国のトルコに対する哀悼の意を表明した。
トルコ外交筋によれば、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長もメブリュト・カブソグル外相との電話の中で支援の意を表明したという。
事故は、トルコ軍が1984年以来、非合法のクルド人民兵組織に対する軍事作戦を実施して何万人もの死亡者を出している地域で起きた。
トルコはまた、イラクおよびシリアのイスラミックステートに対する戦闘においても、重要な駐屯地となるだけでなく防衛力も提供してきた。
しかし、フランスやギリシャなどのEU加盟国との関係は、様々な地域的対立により揺らいでいる。
AFP