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米国、フーシ派に攻撃をやめて交渉を開始するよう要求

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11 Mar 2021 08:03:51 GMT9
11 Mar 2021 08:03:51 GMT9

アラブニュース

  • 「我々はサウジアラムコの施設であるラスタヌラ港やその他の民間施設に対するフーシ派のミサイル・無人機攻撃を非難する」

ドバイ:米国務省のネッド・プライス報道官は、イランの支援を受けるフーシ派民兵組織はサウジアラビアに対する攻撃をやめ、代わりに「政治的解決」に向けた交渉を開始すべきだと述べた。

フーシ派がサウジアラビア国内の石油施設や民間人を標的とした無人機攻撃を激化させる中、プライス報道官は「我々はサウジアラムコの施設であるラスタヌラ港やその他の民間施設に対するフーシ派のミサイル・無人機攻撃を非難する…… これらの攻撃は容認できるものではない。これらの攻撃は危険であり、米国市民を含む民間人の命を危険にさらすものだ」と述べた。

世界最大級の石油港であるラスタヌラが武装したフーシ派の無人機に狙われた一方、ダーランのすぐ南に位置するアラムコの住宅地上空で弾道ミサイルが撃ち落とされた。

一方、米国防総省のジョン・F・カービー報道官は、「我々は領土を攻撃から守るための支援を行う安全保障上の約束をサウジアラビアと交わしている。つい先週末もそうであったように、この約束は続いていく」と述べ、サウジアラビアの領土と主権を守るという米国の決意をあらためて表明した。

「我々はその責任を真剣に受け止めている」とカービー報道官は記者会見で語った。

国際社会は広くこの攻撃を非難しており、サウジアラビアの駐米大使を務めるリーマ・ビント・バンダル王女は、「この攻撃は世界のエネルギー供給の安定に対する脅威であり、世界経済全体に影響を与える」と述べている。

失敗に終わったフーシ派の攻撃で、10月に期限切れとなったイランに対する新たな武器禁輸措置を求める声がさらに高まっている。イランに対する武器禁輸措置はイラン政府の支援を受ける武装組織に外国製の武器の一部が流れることを防ぐためのものだ。

ポンペオ前国務長官は以前アラブニュースの取材に答え、「イランの指導者は米国の弱点を突く方法を理解している」、そしてイランの政権を抑止するには、「一貫した適切なメッセージ」と「コストをかける意思」が求められることを考慮すると、米国政府にはサウジアラビアを弱体化させようとする動きに反発する義務があると述べた。

ポンペオ氏は、バイデン政権がフーシ派のテロリスト指定を解除したことに強く反発しており、「フーシ派がテロリストであることに誰も異論はなく、イランがフーシ派を支援していることに誰も異論はない」と述べている。

「つまるところ、イランの指導者である(最高指導者)アヤトラ(アリ・ハメネイ)氏とその周辺の人々が理解するのは1つのことで、それは力だ。彼らが行動を起こした時に弱さや宥和姿勢を見せたり、彼らに宥和の期待を抱かせたりすれば、彼らは行動を起こし続けるだろう」とポンペオ氏はアラブニュースに語った。

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