
ラマラ:パレスチナでライバル関係にあるファタハとハマスは、来るべき選挙に向けた計画を推し進めるため、火曜日にエジプトの首都で新たな協議を行う。
ハマスとファタハが月曜日に発表したこの会合は、両者が投票の「メカニズム」についてカイロで協議すると合意してから1か月以上が経過して行われることになる。
評議会議員および大統領選の投票はそれぞれ5月22日と7月31日に予定されており、パレスチナでは15年ぶりの選挙となる。
ハマスは、EUと米国からテロリスト組織としてブラックリストに挙げられており、2006年の前回の選挙で予想外の地滑り的勝利を収めたが、これはマフムード・アッバス大統領のファタハには認められなかった。
このため、翌年には流血を招く衝突が起こり、パレスチナの統治体制が分裂することになった。
以来、ファタハがイスラエル占領下のヨルダン川西岸地区でパレスチナ自治政府を運営し、ハマスはイスラエルが沿岸の飛び地に壊滅的な封鎖を行った2007年からガザ地区で実権を握っている。
2009年に勃発した緊張と暴力の繰り返しを避けるため、両グループは2月にカイロで会談し、投票を監視する「選挙裁判所」の設置など一連の措置に合意した。
両者はまた、来るべき投票結果を尊重することを約束したと宣言した。火曜日にカイロで、両者は「選挙に関連した重要な問題」について協議すると、ハマスの幹部ハリル・アル・ハリル氏は語った。
「立法評議会の選挙後、我々は国民統一政府を樹立したい…そして、大統領選挙の候補者を一人に絞ることで合意に達することを望んでいる」と同氏は語った。
一方、アッバス氏のスポークスマンは、ファタハ内の緊張状態にもかかわらず、パレスチナ自治政府の大統領は選挙をやり遂げる決意であることを強調した。
先週、有力メンバーのナセル・アル・キドワ氏がパレスチナ大統領選への出馬を表明したが、これはアッバス氏に対する侮辱と受け止められ、ファタハは同氏を追放した。
キドワ氏は、パレスチナの象徴的な指導者である故ヤセル・アラファト氏の甥である。
AFP