
シリア ダマスカス:イスラエル空軍が16日夜、シリアの首都ダマスカス近郊に空爆を実施した。シリア軍はこれに対し、防空システムで対応している。シリア国営テレビが報じた。
国営テレビによると、シリア国防軍はミサイルの多くを撃墜したという。爆撃を受けた具体的な地名など詳細は明らかにされていない。
イスラエルによる空爆は、2月28日にダマスカスの南部近郊がミサイル攻撃を受けて以来のものだ。
イスラエルは数年にわたり、シリア国内のイラン関係施設を標的に爆撃を繰り返してきたが、そのような作戦を公に認めたり、議論したりすることはほとんどない。
イスラエルはイラン北端の前線をレッドライン(越えてはならない一線)と見なし、イラン関係の施設や、イランが支援するレバノンの過激派組織ヒズボラへの武器提供者などを標的に攻撃を繰り返してきた。
AP