
ガザ/ラマラ:パレスチナは土曜日、15年ぶりの議会選挙に向けて新たな一歩を踏み出し、参加する政党や無所属の候補者を登録する事務所を開設した。
5月22日に行われるヨルダン川西岸地区・ガザ地区の議会選挙は、マフムード・アッバス大統領率いるファタハと、対立関係にあるイスラム原理主義組織ハマスとの間の和解を進める広範な活動の一環として行われる。この選挙は2014年以来凍結されているイスラエルとの将来的な国家樹立交渉に向けて、より広範な支持を得るために不可欠だと考えられている。
前回2006年に行われた議会選挙ではハマスが予想に反する勝利を上げた。その後、権力闘争が続き、2007年には数週間にわたる戦闘で数十人の死者を出した後、イスラム原理主義組織ハマスがアッバス氏に忠実な勢力からガザ地区の支配を奪った。アッバス氏の政権はイスラエルの占領下にあるヨルダン川西岸地区を限定的に管理している。
今回の投票では、ヨルダン川西岸地区とガザ地区に住む有権者280万人のうち約93%の人が有権者登録を済ませた。パレスチナ自治区の総人口は520万人となっている。
パレスチナ当局者によると、イスラエルは東エルサレムでの投票の許可を求めるパレスチナ側の要請にまだ応じていないという。
イスラエルは、1967年の戦争でエルサレム東部を占領し、その後併合した。この併合は国際的に認められていない。イスラエルは2006年に東エルサレムでの投票を許可した。
1996年と2006年の選挙とは異なり、パレスチナ人は候補者個人ではなく、16人から132人の候補者を含む政党やリストに投票する。
パレスチナ中央選挙委員会のスポークスマンを務めるファリド・ターマラ氏は土曜日、当局がこれまでに2つの選挙人名簿を登録したと発表した。登録は3月31日に終了する。
ロイター通信