
ロンドン: ガザ地区の過激派組織ハマスが、アメリカやドナルド・トランプ新政権と対話する用意があると、同組織幹部の一人、ムーサ・アブ・マルズーク氏が語った。
ハマスの政治局員であるアブ・マルズーク氏は、日曜日にニューヨーク・タイムズ紙に対し、同グループは 「アメリカと対話し、すべてにおいて理解を得る用意がある 」と語った。
現在カタールを拠点とする74歳のアブ・マルズーク氏はガザ出身で、以前はバージニア州に住んでいた。
彼の声明は、イスラエルとハマスの停戦がガザ地区で発効した数時間後、ホワイトハウスの新政権発足と同時に発表された。
アブ・マルズーク氏の言葉が、2023年10月7日にイスラエルへの越境攻撃を開始したガザの過激派グループの幅広いコンセンサスを反映しているかどうかは不明だ。
アメリカは1997年以来、ハマスをテロ組織として分類している。
アブ・マルズーク氏は『ニューヨーク・タイムズ』紙に対し、ハマスがトランプ政権からガザ地区への特使を歓迎する用意があると語った。
彼は 「そうすれば、アメリカの立場は、ひとつの当事者だけでなく、すべての当事者の利益に基づくことができる」という。
アブ・マルズーク氏は、ハマスとイスラエル間のガザにおける停戦合意の確保に貢献したトランプ大統領を称賛し、「トランプ大統領が戦争終結にこだわり、断固たる代表を派遣しなければ、この合意は実現しなかっただろう 」と付け加えた。