
カイロ: エジプト当局は先週18人の死者を出した2台の列車の衝突事故について、8人の逮捕を命じたと検察庁が月曜日に発表した。
「検事総長は、運転手2人とその助手2人、交通管制塔の警備員、アシュートの交通管制責任者、その他警備員2人の身柄を拘束するよう命じた」と検察の声明は述べている。
声明によると、金曜日の事故による死者数は18人である。当初発表された32人、また土曜日にハラ・ザイード保健相が発表した19人から減少した。
検察官の発表によると、負傷者は200人で、保健大臣が発表した185人を上回った。
金曜日にソハグ州南部のタタ地区で発生した事故により、多くの負傷者が骨折などの怪我を負った。
AFP通信が確認した監視カメラの映像では、スピードを上げた列車が他の列車に衝突し、車両が粉塵に包まれて宙に舞っている様子が映っていた。
アブデル・ファタフ・エル・シシ大統領は、一連の鉄道事故の責任者に厳しい処罰を与えることを約束した。
このような事故は、一般的にインフラやメンテナンスの不備が原因とされている。
2002年には、カイロの南に位置する満員の列車で火災が発生し373人が死亡した事故が起き、エジプトの列車事故としては最悪の被害となった。
AFP通信