
モハメッド・アブザイド
カイロ: エジプトが、大型輸送船シャン・ルイ・コウに乗せられたこの種で中東最大の浚渫船「モハブ・マミシュ」を迎えた。
浚渫船は、水路の砂や泥などの堆積物を取り除くためにスエズ運河が使用する高度な掘削装置で、水路の幅や深さの拡大に貢献する。
スエズ運河は、3月23日に航路上で座礁した巨大コンテナ船「エバーギブン」の救助・再浮上作戦において、浚渫船を頼りにしていることを示した。この事故は、運河が6日間閉鎖される事態を引き起こした。
情報筋によれば、オランダのIHC造船所で落成されたこの浚渫船は、近日中にスエズ運河船団内で新たな任務を開始するという。
「モハブ・マミシュ」は全長147.4メートル、幅23メートル、深さ7.7メートル、喫水5.5メートル。4キロにわたり1時間に3,600平方メートルの砂を浚渫する能力を持つ。
最大掘削深度35メートルのこの浚渫船は、国際監督機関の最新の基準に適合する制御・安全・セキュリティシステムを備えている。
スエズ運河庁のオサマ・ラビー長官は、「モハブ・マミシュ」は運河の開発を推進するために利用される船の1つであり、浚渫船団は運河の輸送航路開発のための戦略における主要な柱であると述べた。
同船は、大型水中装置を持つ巨大船の横断が可能となる24メートルの深さを運河が維持するために、最高の保証を提供した。
ラビー長官は、運河の浚渫船団が最近その仕事を拡大し、エジプトの複数の港の開発や湖の消毒にも参加したと付け加えた。
IHCは、「フセイン・タンタウィ」と呼ばれるスエズ運河向けの別の浚渫船の完成にも取り組んでいる。この2つの浚渫船は、合わせて3億ユーロ(3億5,706万ドル)の価値を持つ。
またラビー長官は、当局の機械に開発が加えられ、輸送航路を横断する船のトン数や大きさに合わせるため、引張強度が現在の160,000トンではなく、250,000トンを運ぶために調整されるとも述べた。