
モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトのハラ・ザイード保健相は、医師115人が同国の隔離病舎で働いた結果、新型コロナウイルスで死亡したことが分かっていると述べた。
ザイード氏は、国内の新型コロナウイルス感染者数は増加傾向にあると述べた。保健省は、ベッドを本当に必要な人のために空けておくために、急を要さない入院患者の数を減らすことを決定した。ザイード氏は、エジプト政府は全てのエジプト国民に新型コロナウイルスのワクチンを提供することを切望していると強調した。
「我々にはワクチンの種類を選ぶ余裕はないが、なんとかワクチンを用意できたことを神に感謝している」と同氏は述べた。
同氏は、エジプトは完全なロックダウンを行わなかった数少ない国の一つだと述べた。「去年の今頃、いくつかの活動にロックダウンを課したときも、限られた期間だけだった」
エジプトは、ロシアのワクチンが食品医薬品局(FDA)に登録されており、現地で製造される予定であることを発表した。
ザイード氏は、中国のシノバックとエジプトの生物学的製剤・ワクチン製造持株会社(ワクセラ)が締結した2つの契約にも言及した。後者が1年に4000万回分のワクチンを製造できるようにするものだ。
「ワクセラと提携しているワクチン製造工場は、生産量を年間1億回分に増やす態勢が完全に整っている」と同氏は付け加えた。
ザイード氏は、民間企業がワクチンの製造を許可される予定だと述べた。