
アラブニュース
ロンドン:ヨルダンのアブドゥッラー2世国王が、湾岸協力会議(GCC)のナーイフ・アル・ハジュラフ事務局長と会談し、ヨルダンとアラブ湾岸諸国の間の協力関係の拡大と戦略的パートナーシップの強化について話し合ったと、ペトラ通信社が報じた。
また2人は、アラブの大義に奉仕するため、共同行動計画の実施と地域の安全と安定の強化に対する取り組みにさらに力を入れることも話し合ったと、GCCが声明で述べた。
アンマンのアル・フセイニヤ宮殿で行われたこの会談では、アラブと地域の進展状況、中でも特にエルサレムにおけるパレスチナ問題とその進展状況が取り上げられた。
選挙でクネセト支持者たちが選出されたことにより大胆になった反アラブのイスラエル人過激派たちは週末にかけて行進を始め、アラブ人に対する暴力行為を呼びかけた。
この動きが市内やその他の場所で緊張を高め、ガザからの国境を超える攻撃や、パレスチナ人とイスラエル警察の間の衝突を引き起こした。
アブドゥッラー国王は、イスラム教のラマダン月におけるエルサレム在住パレスチナ人への攻撃に対する拒絶の姿勢と、彼らの不動の態度に対する支持を確認した。
アル・ハジュラフ事務局長は、ヨルダンの建国100周年にあたりGCC加盟国のリーダーや国民からのお祝いの言葉を国王に伝え、同王国が成し遂げた偉大な功績を称えると共に、アブドゥッラー国王のリーダーシップの下で前進と繁栄と安定が続くことを願った。
同事務局長は、湾岸諸国の安全保障にとってヨルダンの安全保障が極めて重要であると述べ、GCCは未来を守るために同王国が行う決定と措置を全面的に支持すると付け加えた。