
エフレム・コサイフィ
ニューヨーク:マーチン・グリフィス国連イエメン特使は火曜日、フーシ派に対し、マリブへの攻撃を停止するよう要求した。グリフィス氏は、攻撃の継続がもたらしている悲惨な人道的影響と、脆弱な和平プロセスに与える危険性について警告した。
グリフィス氏は2日間にわたるエジプト訪問の最後に演説を行い、イエメンを和平への道に戻すための地域的、国際的な協力の重要性を改めて強調した。
グリフィス氏は、カイロでエジプトのサメハ・シュクリ外相とアラブ連盟のアハマド・アブル・ゲイト事務局長と会談した。グリフィス氏は、イエメン全土での停戦を実現し、イエメンの人々の苦しみを和らげ、紛争の政治的解決に向けた交渉の取り組みを復活させるために行っている自らの試みについて、両氏に報告を行った。
グリフィス氏はまた、イエメンの市民社会、女性団体、政党の代表者と相次いで会合を開き、その中で、「イエメン国民のニーズを優先し、戦闘を停止し、国連の取り組みに真剣に関与すること」を全員に呼びかけた。
グリフィス氏はまた、イエメン議会のスルタン・バラカニ議長とのオンライン会談でもこのことを繰り返し述べ、すべての当事者に「停戦と信頼醸成措置に合意するよう」求めた。
イエメンのマリブ県では、激しい戦闘が続いている。国連によると、2月上旬以降、この地域での武力衝突により2万人近くが避難しており、多くの死傷者が出ている。
一方、国連は火曜日、マリブへの定期的な人道支援航空サービスを開始した。
アントニオ・グテーレス事務総長の副報道官ファルハン・ハク氏は、「これにより、所要時間が7時間から2時間に短縮され、本当に必要な支援を人道支援団体が迅速に届けることができるようになる」と述べた。
しかし、ハク副報道官は、イエメンに対する2021年の人道対応計画は、必要な38億5000万ドルのうち13億2000万ドルしか受け取っておらず、34%しか資金が集まっていないと警告した。
「国連とそのパートナーは、マリブやイエメン全土での救命活動を維持するために、さらなる支援を緊急に必要としている」とハク副報道官は付け加えた。