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COP28:石油メジャーCEO、クリーンエネルギーへの「公正な移行」を望む

COP28の最終合意へ向けた草案が国連気候変動機関により発表された。(AFP)
COP28の最終合意へ向けた草案が国連気候変動機関により発表された。(AFP)
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05 Dec 2023 09:12:18 GMT9
05 Dec 2023 09:12:18 GMT9

ドバイ:5日に確認された交渉文書草案によると、COP28気候会議に参加する国々は、地球温暖化防止に向けた国連サミットの最終合意の一環として、化石燃料の正式な段階的廃止を求めることを検討しているとロイターが伝えた。

5日に発表された調査結果によれば、化石燃料の燃焼による二酸化炭素の世界的排出量は今年過去最高を記録し、気候変動をさらに悪化させ、より破壊的な異常気象に拍車をかけているという。

COP28の最終合意へ向けた草案が国連気候変動機関により発表され、今サミットの決定的な争点とされる、化石燃料の使用を最終的に廃止することで各国が合意するのか、化石燃料の役割を維持するために争うのかという点をめぐる交渉が開始される。

COP28のメインステージでは、大手エネルギー企業数社のCEOが石油とガスへの賛意を主張し、温室効果ガスであるメタンの削減などの、気候変動に配慮した各社の取り組みを強調した。

「我々は大企業であり、大きなことができる。我々は結果を出すことができるし、それをすぐに報告しなければならない」とブラジルの国営石油会社ペトロブラスのCEO、ジーン・ポール・プラテス氏は述べ、「エネルギー転換は、公正な転換でなければ成立しない」と付け加えた。

トタルエナジーズのCEO、パトリック・プヤンヌ氏は、石油とガスからの転換には長い時間がかかるため、「排出量を削減し、別の方法で石油とガスを生産することが絶対に必要だ。我々にはそれが可能である。我々はそのための技術を持っている」と述べた。

「もちろん、それにはコストがかかる」「しかし、それは我々がこの先も経営を続けるための免許証のようなものだといえる」と同氏は語った。

しかし、サウジアラビアのエネルギー相は4日、ブルームバーグに対し、段階的削減を求める声を「絶対に」拒否すると述べた。

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