
サイード・アル・バタティ
アル・ムカラ:米国は、イランの支援を受けるフーシ派がマーチン・グリフィス国連イエメン特使とオマーンの首都で会談を行うことを拒否し、イエメンの中心都市マアリブに対する破壊的な攻撃を止めるよう求める声をはねつけたことを批判した。
米国務省は声明の中で、「フーシ派は、マスカットでのグリフィス国連特使との会談を拒否することで、平和へのコミットメントを示し、この提案を進展させる大きな機会を逃した」と述べ、フーシ派はマアリブに対する攻撃を激化させることで、悪化する人道的危機を終わらせるための有効な「公正な取引」に従うという約束に反していると付け加えた。
米国政府は、国際的に承認を得ているイエメン政府が戦争終結のための合意を見出す意思を表明したと述べた。
先週、当局者が話したところによると、フーシ派の交渉責任者モハメド・アブドル・サラム氏は、戦争終結のためのアイデアを話し合うための国連特使との面会を拒否した。また、全土での停戦の実施に同意する前に、アラブ連合軍による空爆の停止、サヌア空港での制限のない発着、ホデイダ港に対する制限の廃止を要求したという。
イエメン政府は、戦争終結に向けてフーシ派との直接協議を行う用意があると発表した。
イエメン大統領の参謀長アブドラ・アル・アリミ氏が金曜日のオンライン記者会見に集まった外国人記者団に語ったところによると、イエメンのアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領と政府はすでに国連が仲介した共同宣言の条件に合意しているため、イエメン政府はマスカットでの行き詰まった交渉の協議には参加しなかったという。
フーシ派のマアリブ市に対する攻勢について、アル・アリミ氏は、この戦いは何百万人ものイエメン人にとって、イエメンがイランの神権政治の新たなモデルになるのを防ぐための死活問題だと述べた。
このイエメン政府高官は記者団に対し、今年初めからマアリブでの戦闘で約2400人の政府支持者が死亡し、5000人以上が負傷しており、フーシ派は過去5か月間に93発のミサイルと360発の砲弾を政府支配地域に向けて発射したと述べた。
マアリブでは、金曜日の夜に政府軍がマアリブ市近郊のアル・マシュジャとセルワでのフーシ派による2回の連続攻撃を退けた時に激しい戦闘が発生した。地元の軍関係者が土曜日にアラブニュースに語った。
衝突は土曜日の朝、フーシ派が多くの死傷者を出し、多くの軍用車両を失って退却した後に終結した。
北部のジャウフ県では、イエメン軍が、フーシ派との激しい衝突の後、アル・アレムの地域を解放したと金曜日に発表した。
西部のホデイダ県では、ドゥリヒミとバイト・アル・ファキの間の幹線道路で、フーシ派が仕掛けた即席爆弾に車が当たって母親と2人の子どもが死亡、5人が負傷した。地元メディアが土曜日に伝えた。