
カイロ:エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣と、サウジのカウンターパート、ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子が5月10日、アル・アクサ―モスクでのイスラエル機動隊が行った攻撃と、エルサレムでのその他の最近の動きについて電話会談を行った。
警察がこのモスク内で催涙ガスや閃光弾を発射し、目撃者たちによると、頭部を直接狙ったというプラスチック弾が命中した後、少なくとも3人のパレスチナ人が片目を失明した。
エルサレムのこのモスクとシェイク・ジャラー地区での最近の暴力的対立を受けて、ガザ地区とイスラエルの境界での緊張は高まり続けていた。
エジプト外務省のアーメド・ハーフェズ報道官は、平和を取り戻すために行っているエジプトの取り組みの概要を、シュクリー外務大臣がファイサル王子に伝えたと述べた。イスラエルが攻撃を止め、パレスチナの人々を当然守る必要がある、と同報道官は強調した。
両外相は、パレスチナ人の正当な権利を侵害することを目的とした全ての違法な取り組みに断固反対することを確認し合った。また、両外相はこの地域での安定性を強化できるように、政治的解決策を優先し、あらゆる当事者が国際法を尊重することが重要性であることにも同意していた。
公式声明において、エジプト外相は「このような急激で危険な動き」を非難した。
この声明は、特にラマダン月の期間に、アル・アクサ―モスクの尊厳を侵害したあらゆる取り組みを止める必要があることを強調していた。また、声明は東エルサレムのこのモスクやその他の場所で、パレスチナ市民を守ることも呼び掛けていた。