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国連安全保障理事会がイエメンでの即時停戦を要求

イエメンの産油地マアリブ県にある国内避難民(IDP)のための仮設キャンプに立っている少年が見ている=2021年5月9日(ロイター通信/Nabeel al-Awzari)
イエメンの産油地マアリブ県にある国内避難民(IDP)のための仮設キャンプに立っている少年が見ている=2021年5月9日(ロイター通信/Nabeel al-Awzari)
イエメンの産油地マアリブ県にある国内避難民(IDP)のための仮設キャンプの様子=2021年5月10日(ロイター通信/Nabeel al-Awzari)
イエメンの産油地マアリブ県にある国内避難民(IDP)のための仮設キャンプの様子=2021年5月10日(ロイター通信/Nabeel al-Awzari)
イエメンの産油地マアリブ県にある国内避難民(IDP)のための仮設キャンプで遊ぶ少女たち=2021年5月10日(ロイター通信/Nabeel al-Awzari)
イエメンの産油地マアリブ県にある国内避難民(IDP)のための仮設キャンプで遊ぶ少女たち=2021年5月10日(ロイター通信/Nabeel al-Awzari)
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13 May 2021 05:05:41 GMT9
13 May 2021 05:05:41 GMT9
  • 国連安全保障理事会は、イランの支援を受けるシーア派反政府勢力のフーシ派が石油の豊富な中部マアリブ県で軍事的に事態を激化させていることを取り上げた

国連:国連安全保障理事会は水曜日、イエメンでの戦闘の即時停止を要求し、永続的な停戦と政治的解決のみが、アラブ世界の最貧国イエメンで6年間にわたり行われている紛争と世界最悪の人道的危機を終わらせることができると述べた。

敵対行為の停止を求める中で、国連安保理は、イランの支援を受けるシーア派反政府勢力のフーシ派が、石油の豊富な中部マアリブ県で軍事的に事態を激化させていることを取り上げた。国際的に承認された政府にとって、マアリブはイエメンの北半分における最後の拠点となっている。フーシ派の攻勢により、2015年以降、他の場所での戦闘から逃れるためにマアリブに避難してきた推定100万人の民間人が危険にさらされている。

国連安保理の報道発表は、マーチン・グリフィス国連特使による記者会見の後に行われた。グリフィス氏は、1年以上に及ぶフーシ派の攻勢により、「無情にも戦闘に投入された子どもを含む驚くべき数の人命が失われている」ことをいくら強調してもし足りないと述べた。

マアリブの避難民は命の危険を感じながら生活しており、「フーシ派の攻勢は今まで絶え間なく和平の取り組みを妨げてきた」とグリフィス氏は述べた。

2014年、フーシ派は首都サヌアとイエメン北部の大部分を制圧し、アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領の政府を亡命に追い込んだ。翌年、米国が支援するサウジアラビア主導の連合軍は、ハーディー政権の復活を目指してフーシ派に対する介入を行った。

マアリブでの戦闘の激化は、紛争の終結を求める国際的・地域的な外交活動が行われる中で起きている。

グリフィス氏は、「マアリブでの攻勢が長引けば長引くほど、イエメンの広範な安定と社会的結束に対するリスクが高まる。紛争の主戦場から幸いにも離れている地域を含め、イエメンの他の地域に紛争が移る可能性がある。イエメンは不安定な国で、容易に不安定化されてしまう」と警告している。

グリフィス氏は、マアリブでの攻勢が一部の人々にこの戦争は軍事力によって勝利できると示唆する可能性があると懸念を示し、軍事的な征服は暴力と不安の更なる繰り返しを助長するだけだと述べた。グリフィス氏は、イエメンは「様々な政治勢力と構成要素」の「包括的なパートナーシップ」によってのみ有効的に統治することができると述べた。

国連の人道問題担当責任者を務めるマーク・ローコック氏は、マアリブでは約2万5000人が戦闘から避難しており、避難民の多くが2回目、3回目の避難となっていることを国連安保理に報告した。このまま戦闘が止まらなければ、「援助機関は、今後数か月の間に最大で38万5000人が避難する可能性があると懸念している」とローコック氏は述べた。

ローコック氏は、「飢饉はいまだにこの国に広がっており、500万人が飢餓の一歩手前まで来ている」とし、新型コロナウイルスの感染者はいまだに急増しており、「医療システムを崩壊に追い込んでいる」と警告した。

飢饉や病気などの悲惨な状況は戦争の結果で、だからこそ「戦闘を止めることが非常に重要だ」とローコック氏は述べた。

グリフィス氏は2020年3月以来、フーシ派とイエメン政府に全土での停戦を約束させ、サヌア空港での商用便の発着を再開し、ホデイダの主要な港で燃料や生活必需品の途切れない流入を確保し、政治的解決を目指した政治プロセスを再開させようとしている。

グリフィス氏は国連安保理の会合で、「私がここで言いたいのは、合意の可能性はまだ十分にあるということだ」と述べた。

グリフィス氏は、「国際的に強い支持があり、国連の取り組みを支持する地域的な勢いがある」と述べ、オマーン、サウジアラビア、米国などに感謝の意を表明した。これらの国々は緊密に協力しており、「我々の間には何の違いもない」とグリフィス氏は述べた。

グリフィス氏は、イエメンにおける当事者間の隔たりは「埋められないものではない」と述べ、双方が折り合えば「合意は簡単に、非常に早く達成できる」と述べた。

しかし、グリフィス氏は、最近も含めて、交渉中に何度かフーシ派が同氏との会談を拒否したことを国連安保理に伝えた。「『これは間違ったシグナルを送っている』と言うのは控えめな表現だ」とグリフィス氏は述べた。

国連安保理の理事国は、グリフィス氏への支持を表明し、「フーシ派がすぐにグリフィス氏に会うことを期待する」と述べた。

国連安保理の会合が終了した直後、アントニオ・グテーレス事務総長は、ローコック氏の後任として、グリフィス氏を国連の次期人道問題担当責任者に任命することを発表した。しかし、グテーレス事務総長は、グリフィス氏は「人道問題担当責任者への移行が発表されるまで」国連イエメン特使としての任務を継続すると述べた。

グリフィス氏は、今後数週間のうちに、すべての国が当事者、特にフーシ派に対して、交渉を帰結して戦闘を停止させるよう働きかけるべきだと述べた。

「そして、我々が再び会う前に、それを解決できるようにしたい」とグリフィス氏は述べた。

AP通信

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