
アラブニュース
ドバイ: 占領した領土での過激派に対するイスラエルの軍事行動によりシェイクジャラー、ガザ、ヨルダン川西岸で暴力が激化する中、いくつかのアラブ諸国がパレスチナとの連帯を表明した。
例えば、サウジアラビアはパレスチナとイスラエルの間の状況に関して国連でアラブグループ会議を主導していると、国営通信社SPAが報じている。
報道によれば、王国のアブダラ・ヤヒヤ・アルムアリミ国連常任代表はボルカン・ボズクル総会議長と面会し、最近のイスラエルの攻撃を強調した。
またアルムアリミ代表は中国の国連常任代表とも面会したと、報道は付け加えている。
UAEのアブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務・国際協力大臣も、イスラエルとパレスチナの間で激化している暴力について懸念を表明した。
「UAEはイスラエルとパレスチナで暴力の悪循環が高まっていることに危機感を膨らませている。我々は最近の戦闘で亡くなった全ての犠牲者に対し哀悼の意を表し、暴力と戦争行為の即時停止を求めている他の国に加わる」と、同大臣は述べた。
「UAEは全ての当事者に対し、停戦を約束し、政治的対話を開始し、最大限の自制を実行するための即時的な措置を講ずることを求める」
「先週起こったことは、平和的な対話と和解の差し迫った必要性を暗い気持ちで思い出させた。我々は、現在および将来の世代のためにアブラハム協定へ込められた、平和と尊厳と繁栄の中で隣人たちと共に暮らすという約束を振り返っている」と、同大臣は声明で述べた。
イラクのムスタファ・アル・カディミ首相とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領も電話会談を行い、自身の国家を樹立するパレスチナ人の権利を確認したと、イラクの通信社INAが報じた。
「双方が、パレスチナ領土にアルクッド・アルシャリフを首都とする自身の国家を樹立するパレスチナ人の権利を確認し、イスラエルの武力侵略を拒絶した」と、報道は付け加えた。
イラクの指導者が行った支持の表明はバグダッドの街頭に反映された。通りにはイラクとパレスチナの国旗を掲げる住民たちが集まり、イスラエルによる「無防備なパレスチナ人」に対する攻撃と、「アル・アクサモスクでのイスラムの神聖への侵害」を非難したと、報道は続けて伝えている。
チュニジア大統領も、パレスチナ人および彼らの平和と独立国家に対する権利を支持する声明を出した。
同大統領は「聖地の境界内で占領軍が犯した挑発と暴力、およびそれによってすでに「無実の」犠牲者が数人出ていること」を非難したと、チュニジアの国営通信社TAPが報じている。