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ゴーン被告、フランス捜査当局の事情聴取に応じる

法廷で参考人としての事情聴取を終えたカルロス・ゴーン被告(左)、レバノンの首都ベイルート、2021年5月26日。翌週にはさらなる事情聴取が控えている。(AFP)
法廷で参考人としての事情聴取を終えたカルロス・ゴーン被告(左)、レバノンの首都ベイルート、2021年5月26日。翌週にはさらなる事情聴取が控えている。(AFP)
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26 May 2021 11:05:32 GMT9
26 May 2021 11:05:32 GMT9

ベイルート:2つの情報筋によると、フランスの捜査当局が26日、ベイルートで元自動車業界の大物カルロス・ゴーン被告を参考人として事情聴取した模様。来週にはさらなる事情聴取が控えているという。

フランス検察当局は31日に、フランスでゴーン被告が起訴されている別の複数の容疑に関して正式に事情聴取を行う。ゴーン被告はレバノン、フランス、ブラジル3カ国の国籍を保持している。

レバノン司法筋はAFP通信に対し「検察官と捜査判事を含む6人のフランス司法官が、午前11時(現地時間)にゴーン被告に対し参考人としての事情聴取を開始した」と語った。

事件に詳しいフランス情報筋によると、元ルノーCEOのゴーン被告は「単なる参考人」として事情聴取を受けているという。フランスの自動車大手ルノーは、ディーゼル車とガソリン車の排ガス試験で不正行為を行い、経営陣幹部がこれに加担したとして起訴されている。

2017年に出されたフランス不正捜査当局の報告書によると、当時ルノーCEOだったゴーン被告を含む「経営陣全体」が不正に関与していた疑いがあるという。

フランス検察当局は、ゴーン被告が2016年に開いた豪華結婚式の会場としてヴェルサイユ宮殿を不正使用した容疑について調査中だ。

さらにゴーン被告は、ルノーとオマーンの販売代理店との間で疑わしい金融取引があった件、ルノー・日産連合のオランダ子会社「RNBV」と交わした複数の契約に関し、フランス国税局により捜査されている。

ルノーのある株主が先週「株主に通知せず」RNBVに「莫大な金額」を送金したとしてパリ近郊ナンテールの裁判所でゴーン被告を告訴した、と株主の代理人ジャン・ポール・バドゥエル弁護士が26日AFPに語った。

数千万ユーロがオランダ子会社に送金されたとし、訴状では「ゴーン被告に報酬が支払われ、これが被告本人の命令によるものという事実を隠蔽するため細心の注意が払われた」と主張している。

バドゥエル弁護士は、この送金が結果RNBVの「裏金」になったと主張した。

AFPからの問い合わせに対し、ゴーン被告の弁護士たちは訴訟に関するコメントを控えた。

1月にベイルートでフランス捜査当局の事情聴取に応じる予定だったが、新型コロナ対策の規制が強化されたため延期となっていた。

ゴーン被告は2018年11月、金融商品取引法違反容疑で日本で逮捕され130日間拘留された後、保釈金を払って拘置所を出てのち2019年末に国外逃亡した。

国際刑事警察機構(インターポール)に指名手配されているため、事実上レバノン国内に閉じ込められた状態だ。一方で他の事件関係者たちは法廷に出て裁判を受けている。

日本当局が被告に対し戻って裁判を受けるよう求める一方で、レバノン当局側は日本に対し金融商品取引法違反容疑に関する捜査資料を提供するよう要請した。

現在ゴーン被告は、日本の司法当局の力が及ばない場所にいて、主にベイルートの自宅で比較的地味な生活を送っている。

最近、自らの立場を正当化する見解を述べた本を出版した。

AFP通信

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