
アラブニュース
リヤド:米国のイエメン特使は、フーシ派民兵組織のマアリブでの攻勢による「壊滅的な人道的影響」について、米国政府の懸念を改めて表明した。
国務省によると、ティム・レンダーキング特使は、マアリブのスルタン・アル・アラダ知事との会合の中で発言を行った。この会合には、在イエメン米国大使館のキャシー・ウエストレイ代理大使も出席した。
レンダーキング氏はまた、「マアリブの人々への人道的援助やその他の支援」の増加を求めた。
#USEnvoyYemen Lenderking & @USEmbassyYemen Chargé Westley spoke w/Marib Governor Al-Arada to reaffirm the U.S.' concern about the devastating humanitarian consequences of the Houthi Marib offensive & the need to increase humanitarian aid & other support for the people of Marib. pic.twitter.com/MEgzti5sr1
— U.S. State Dept – Near Eastern Affairs (@StateDept_NEA) June 1, 2021
イランの支援を受けるフーシ派民兵組織は、国際的に承認された政府に忠実な勢力から石油と天然ガスの豊富なマアリブを奪取するため、2月に攻撃を開始した。
フーシ派の作戦は、2014年の戦争開始以来、マアリブがイエメンの他の地域での戦闘から逃れてきた数千の人々の安全な避難先でもあることから、国際的な非難を浴びている。
レンダーキング氏はまた、マーチン・グリフィス国連イエメン特使とヨルダンの首都アンマンで会談し、フーシ派の支配下にある首都サヌアへのグリフィス氏の訪問について協議した。国務省は、「両氏は、イエメンの人々が大いに必要とする人道的支援をもたらすためには、包括的な全土での停戦がただちに必要であるという原則への揺るぎないコミットメントを表明した」と述べた。
また、レンダーキング氏とグリフィス氏は、女性活動家と面会し、「包摂的な和平プロセスの重要性について議論」し、イエメンの和平プロセスにおける女性の参加を支援するという米国政府のコミットメントを強調した。
#USEnvoyYemen met w/women activists to discuss the importance of an inclusive peace process w/@OSE_Yemen and underlined the U.S. commitment to supporting women’s inclusion in #Yemen’s peace process. When women play an active role in peace building, resolutions are more durable. pic.twitter.com/39gOCrM3gD
— U.S. State Dept – Near Eastern Affairs (@StateDept_NEA) June 1, 2021
同局は声明で、「女性が平和構築に積極的な役割を果たすことで、問題の解決はより永続的なものになる」と述べている。
レンダーキング氏は、「経済状況、治安、多様な声の必要性、そして透明性のある和平プロセスの重要性に関する女性たちの懸念に耳を傾けた」。同氏はまた、停戦と政治的協議を推し進めながら、国際社会と協力してこれらの懸念への対処を続けていくと述べた。