
テヘラン、イラン:イランの首都テヘラン近郊の製油所で大規模火災が発生し、テヘラン上空に巨大な黒煙が立ち上った。3日、20時間以上経過した後鎮火した。通信社が報じた。
半国営のイラン学生通信は、イランのアリレザ・サデガバディ副石油相の発言を引用し、火災はまず完全に封じ込められ、その後ついに消し止められたと伝えた。
「消防隊員の勇気ある行動により……火災は完全に鎮火し、炎が近くの他のタンクに広がるのを防ぐことができた」とサデガバディ氏は述べ、消防署に感謝の意を表した。
今回の火災は2日夜、テヘラン南部にある国営トングーヤン石油化学会社で発生した。石油省のシャナ通信によると、施設内にある2基の廃液タンクからの漏洩が原因だという。当局は当初、炎がこの製油所の液化石油ガスのパイプラインに影響を与えたことを示唆していた。
テヘラン消防局のジャラール・マレキ報道官は国営テレビに対し、10消防署の大型消防車60台と消防士180人以上が消火活動を行ったと話した。
テヘランの救急医療の責任者であるペイマン・サベリアン氏は、11人が負傷し、4人が入院していると述べた。イラン学生通信が伝えた。
イランのビジャン・ザンガネ石油相は一晩中現場に足を運んだ。火災が生産に影響を与えないことを国民に安心させようとしたが、イランでは週末の始まりである3日の朝、人々はガソリンを求めて行列を作った。
前に、シャナ通信はこの製油所の広報担当者シェイカー・カファエイ氏の発言を引用し、数時間後に燃料が尽きて鎮火することを当局は期待していると伝えた。
テヘランの気温は2日、摂氏40度(華氏104度)近くまで上昇した。イランでは過去に夏の暑さが火災の原因になったことがある。
同じ日にイラン海軍最大の軍艦でも火災が発生した。その後、同艦はオマーン湾に沈んだ。
AP通信