
アラブニュース
ドバイ:イエメンとサウジアラビアでのフーシ派の攻撃の激化は到底看過できないものであり、フーシ派による和平の拒絶を受けた政府軍は、イランに支援されている同グループによる暴力行為を阻止する用意があると、イエメンの政府高官は語った。
国営通信社サバの報道によると、マイーン・アブドゥルマリク首相は、国家が再建され、フーシ派と同グループがイランの支援を受けて推進する人種差別的な計画がついえるまで、政府とイエメン国民は、国軍、民衆による抵抗運動、および部族を全力で支援するだろうと述べた。
またアブドゥルマリク首相は、フーシ派による攻撃の激化や、同グループによるマアリブ、ホデイダなどでの避難民や民間人への複数に渡る攻撃、およびサウジアラビアでの民間人を標的とした攻撃は、決して看過できるものではないと付け加えた。
ムアマール・アル=エリヤーニ情報・文化・観光相は、フーシ派によるイエメンでの軍事活動の激化や、サウジアラビアへの攻撃は、和平への努力を損なうものであり、さらに問題なことに、平和的な解決を拒絶するものでもあると強調した。
「今回のヒステリックで危険な軍事行動の拡大は、フーシ派民兵はクーデターを止めるつもりがなく、この地域に混乱とテロ行為を広めることを目的としているイランの計画と有害な政策に忠誠を誓っていることの証明である」とアル=エリヤーニ大臣は声明で述べた。
またアル=エリヤーニ大臣は、今回の軍事行動の拡大は、夏季キャンプにおける少年兵の募集および洗脳と時期を同じくするものであると付け加えた上で、国際社会に対して、暴力を糾弾し、和平交渉に応じるよう民兵に圧力をかけるよう、改めて呼びかけた。