
ドバイ:イスラエルのラピド外相は水曜日、湾岸諸国への画期的な訪問中、近い将来、UAEとの間でさらに多くの協力協定を締結すると述べた。
アラブ首長国連邦とイスラエルは昨年9月に国交を正常化させ、観光や航空から金融サービスに至るまで、数多くの協定締結への道を開いた。
「両国は7月、イスラエルにおいてさらに多くの協定を締結する予定です。これにより、協力関係が拡大します」と記者に語った。「この協力関係を国家間から企業間、そして民間へと拡大させる構想です」。
UAEの首都アブダビに湾岸諸国では初となるイスラエル大使館が開設された翌日、商都ドバイにイスラエル総領事館が開設される際にラピド外相が語った。
「本日、このドバイにて開設されるのは領事館だけではありません。ドバイは、両国の協力関係の中心地となります。共に考え、共に発展し、共に世界を変えることができる両国の能力を象徴する拠点なのです」と述べた。
6月30日水曜日、190カ国以上とともにイスラエルも参加予定の巨大なドバイ・エキスポ2020の会場にも訪れた。
半年間開催される国際博覧会は、コロナウイルス感染の大流行により1年間延期されたが、10月から開始される予定。ドバイは博覧会を通じて、観光客の誘致と経済の活性化を期待している。
「イスラエルのパビリオンは、ビジネス、産業、投資、文化、学術における二国間の協力関係を構築するためのプラットフォームの役目を果たします」と、イスラエル側の博覧会責任者、エラザール・コーエン氏は声明の中で述べた。
UAE外務省の声明によると、ラピド外相は火曜日、UAE側の責任者、シェイク・アブドゥッラー・ビン・ザイード・アール・ナヒヤーン氏と会談し、「経済的および商業的協力関係のための」協定を締結した。
昨年9月のいわゆるアブラハム合意締結後、二国間の貿易額は6億7522万ドルを超えた、とイスラエル外相はUAEのWAM通信社に語った。
「2020年9月以降、人工知能、サイバー、再生可能エネルギー、水の安全保障、医療などの分野において、イスラエルとUAEの企業間で数千万ドル相当の数多くの協定を締結しました」と、ラピド外相は述べた。
両国は、国交正常化協定により生み出される、経済的恩恵を期待している。
AFP