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• 大統領は、過去3か月間で2度目のCOVID-19診療所の爆発発生を受けて、原因は汚職にあると非難した

ジェッダ：南部の都市であるナシリヤのコロナウイルス患者を扱う病院を爆発と火災が襲い、少なくとも92人が死亡したことを受けて、悲嘆と怒りに暮れるイラク国民が、火曜日に、正義を要求した。

アル・フセイン病院の臨時検疫診療所で発生した火災は、欠陥のある配線から出た火花が酸素タンクに移った際に発生し、タンクが爆発した。

火曜日の早朝までには、建物の焼け跡のみが目視できる状態で、瓦礫から煙の筋が上がる中、黒く焦げた瓦礫の至る所に色のついた毛布が散らばっていた。死亡者の中には、いまだ身元不明の21体の炭化した遺体が含まれていた。

4月にバグダッドのCOVID-19患者を扱う病院で酸素タンクが爆発した際に82人が死亡してから、このような事件が起きるのは過去3か月間で2度目であった。バルハム・サリフ大統領は、いずれの火災も「イラク国民の命を無視した、この土地に特有の、汚職と不適切な管理の結果である。」と述べた。

アル・フセイン病院での救助隊は、火曜日に大型クレーンを使って溶けた建物の残骸を撤去し、ボランティアの若者たちが瓦礫を撤去する中、病院近くには親族が集まった。

アブ・ヌール・アル・シャーウィー氏は、「これは許されない罪である」と述べた。また、「治療を求めてやって来た患者が、棺桶に入って、家族によって運びだされることになるとは。そのような境遇は動物にさえふさわしくない。」と語った。

この火災で4人の親族を失った、ウダイ・アル・ジャベリ氏は、「この罪を犯した者たちにメッセージを送りたい。ナシリヤの血は十分見たのではないのか？我々には政権の座にある政府はない、あるのはマフィアだ。犯罪者たちが国を支配しているのだ。」と語った。

母親、義理の姉妹）、姪がこの火災で死亡した、イマド・ハシム氏（46歳）は、「家族を失った後、何と言ったらいいのだろう？機能不全の政府に何を求めても意味がない。3日もすれば、ほかの事件と同じように、この事件も忘れ去られるだろう。」と語った。

市の遺体安置所では、身内の遺体の受け取りを待つ人々の間で怒りが広がった。「火災への迅速な対応がなされず、消防士の数が十分でなかった。病気の人々が焼け死んだ。最悪の事態だ」と、兄弟）が死亡した、ムハンマド・ファディル氏は語った。

前述の病院の医師は、病院では基本的な安全対策が講じられていなかった、と語った。「当病院には火災用スプリンクラーシステムがなく、単純な火災報知器すらない」と彼は述べた。また、「我々は、タバコの吸い殻からいつ惨事が起きてもおかしくない、と何度も抗議したが、保健当局からは毎回、『十分な資金がない』という同じ答えを受けとった。」と述べた。

ムスタファ・カディミー首相は、ナシリヤの保険管理と市民防衛の責任者たち、そして病院の責任者の停職と逮捕を命じた。首相は、政府の調査員は火曜日の朝に同都市に到着しており、調査結果は来週発表されるだろう、と述べた。

「昨日の事件はイラク国家の行政構造に構造的な欠陥があることを示しており、これは我々が誤りの原因を突き止めたり、フォローアップをしたりしてきていないことによるもので、それで市民が犠牲者になってしまったのだ」とカディミー氏は述べた。

また、「責任を負うべきものたちは法律に基づいて責任を問われるだろう。」と述べた。