

サイード・アル・バタティ
アレクサンドリア:土曜日、アル・バイダ、マアリブ、ジャウフの各県でイエメン政府軍とイランが支援する勢力との間で新たな戦闘が繰り広げられ、フーシ派の上級司令官が死亡した。
アブ・ヤヒア・アル・ハネミ司令官は、中部アル・バイダ県の南に位置するアル・ザヘル地区をめぐって起きた5時間に及ぶ激しい戦闘で死亡した。
フーシ派はアル・バイダで軍の部隊と新政府系部族に対する反撃を行った。アル・バイダでは、ここ7日間で新政府派が軍事的に大きな成功を収めていた。イエメン国防省は土曜日、アル・ザヘルをめぐる戦闘で反政府勢力の部隊が多数の死傷者を出し、軍備を失ったと発表した。
アラブ連合軍の航空支援を受けた政府軍は先週、アル・バイダの各地区を掌握することに加え、中部マアリブ県でフーシ派の攻撃に対抗している政府軍の他部隊の負担を軽減するための攻勢を開始した。
政府軍は、アル・ザヘル地区の広大な領域を掌握し、数十人の反政府勢力の戦闘員を殺傷・捕縛した後、アル・バイダ県南東部にあるアル・サオマとアル・ハザムのフーシ派支配地域に深く進軍した。
軍関係者によると、イエメン政府はアル・バイダのフーシ派を攻撃することで、アル・バイダと隣接するラヒジュ県、アビヤン県、シャブワ県、アル・ダーリウ県などの支配を確保してフーシ派の支配下にあるサヌア県、イッブ県、ザマル県などに進軍し、マアリブに対するフーシ派の攻勢を弱めることを目指している。
地元の関係者によると、フーシ派と政府の双方が引き続き援軍を投入しているため、今後数日のうちに、アル・バイダでの戦闘が激化する可能性があるという。
最も激しい戦闘が行われているマアリブ県では、県北東部のハルハラン・バレーとメザム・マスで軍の部隊と部族がフーシ派に対する攻撃を開始したほか、マアリブ市西部のアル・マシュジャとアル・カサラでは政府軍がフーシ派の攻撃を押し返した。土曜日にイエメン国防省が発表した。
ジャウフでは、県都ハザムの西に位置するアル・ジャダフェル地域で政府軍がフーシ派の攻撃を撃退した。また、アラブ連合軍の戦闘機が車両を攻撃し、フーシ派数名が死亡した。軍のラビア・アルクラシ報道官がアラブニュースの取材に答えた。