
アラブニュース
リヤド:イエメンの外務大臣は日曜日、イエメン和平交渉への「強硬姿勢と拒否」を続けるフーシ派を非難した。
アフマド・アワド・ビン・ムバーラク氏は、イランの支援を受けるフーシ派が、マアリブ市民を主な標的とした軍事侵略を激化させ、イエメンの人道危機を悪化させ、離散しているイエメン国民をさらに苦しめていると警告した。
サウジアラビアは3月、包括的な停戦と、サヌア空港の再開、政治的交渉の再開などを含んだ和平イニシアチブを提案した。
しかし、フーシ派はこれに対して、石油・ガスの埋蔵量が豊富なマアリブ県への残酷な攻撃を続けた。7年前の紛争開始以来、マアリブは約270万の難民の保護場所となっていたため、国際社会はこの攻撃を糾弾した。
ビン・ムバラク氏がコメントを出したのは、在イエメン米国大使館キャシー・ウェストリー代理大使と行った戦争と政治の近況報告会でのことだった。
国営サバ通信の報道によると、外務大臣は、イエメン南部のためにリヤド合意の履行を完了させる必要性を呼びかけ、また合意の完全履行に向けて尽力するサウジアラビアにイエメン政府が感謝していることにも触れたという。
リヤド合意は、国際的に承認されたイエメン政府と南部の分離独立派の間で2019年12月にサウジアラビアの首都リヤドで署名されたもので、新政府の樹立、武装集団の解散、臨時首都アデンの非軍事化、経済の復興を求める内容となっている。
ウェストリー氏は、アメリカがフーシ派に対して、停戦の受け入れと交渉手続きをすぐに始めるよう求めていると述べた。
ウェストリー氏はまた、イエメンの合法政府と、同国の安全、団結と安定を支持しているアメリカの姿勢を再び表明した。