
アラブニュース
ドバイ: アラブ首長国連邦とバーレーンは、バグダットのサドルシティにあるシーア派地区でダーイシュが市場に爆弾攻撃をしたことを強く非難している。戦争の傷跡が残るイラクで、今回の攻撃はここ数年間で最も被害が大きい部類に入る。
今回の虐殺行為で少なくとも30人が亡くなった。そのほとんどが女性と子どもである。またその他に、イード・アル・アドハーの前日にプレゼントを求めてオヘイラ市場に買い物に来ていた約60人が怪我をした。
「アラブ首長国連邦はこれらの犯罪行為を強く非難する。またあらゆる宗教・人道的価値観・道義に反するような、安心・安全を乱すことを目的とする全ての暴力行為とテロ行為を認めない」と、アラブ首長国連邦の外務・国際協力大臣が国営通信社WAMを通して声明を出した。
また別の声明でバーレーンの外務大臣が、バーレーンとイラクの団結と、「あらゆる暴力行為、過激主義、テロ行為に断固とした態度で望む」ことを表明した。
ダーイシュはメッセージサービスのテレグラムを通して、今回の攻撃は自分たちが行ったものだと主張した。また人で賑わう市場の真ん中で自殺テロ犯が爆発物を搭載したベルトを爆発させて今回の攻撃を実行したとも述べた。
ダーイシュがサドルシティを攻撃したのは今回で今年3度目であると、イラク軍は述べた。
今年6月、同じくサドルシティにある別の市場で爆弾が爆発して15人が怪我をした。一方4月には車を使った爆弾攻撃で少なくとも4人が亡くなった。