
エルサレム:治安状況の改善を受けて、イスラエルは1年以上の期間を経て再びガザ地区からパレスチナ人の貿易業者の入国や商品の輸入を許可する。金曜日にイスラエル当局が発表した。
パレスチナ自治区の民政を担当するイスラエルの軍事組織COGATは、同地域の「治安の安定性が維持されている」ことを考慮して、日曜日から「1000人の商人と350人のガザのビジネス幹部」にイスラエルへの入国が許可されると発表した。
また、COGATの声明によると、「ガザ地区からイスラエルへの輸出はケレムシャロム検問所を経由して再開され、イスラエルからガザ地区への輸入は、輸送・通信部門に属する製品を含めて拡大される」という。
COGATは、「ガザ地区の上下水道といった人道的インフラのための機器や物資の輸入も許可される」としている。
COGATは、今回の緩和は「地域の安全を継続的に維持することが条件」だと警告している。
COGATはまた、「入国許可証はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のワクチンを接種した者、またはCOVID-19から回復した者にのみ発行される」としている。
COGATの広報担当者はAFP通信に対し、「イスラエルがガザの貿易業者に入国を許可するのは、1年以上前にコロナウイルスのパンデミックが発生してから初めてのことだ」と話した。
イスラエルは7月下旬、ガザ沖の漁業水域を拡大し、国際援助プロジェクトによるガザ地区への輸入を再開した。
イスラエルとハマスの間では、5月に11日間にわたる死闘が行われた。この戦闘に続いて成立した脆弱な休戦状態は大部分で維持されているが、ガザから風船爆弾の発射が散発的に行われ、イスラエルは報復を行っている。
AFP