アラブニュース
ドバイ:地中海に面した小国レバノンにとって、被災者たちを専門病院で治療することが難しいことから、アラブ首長国連邦は19日、レバノンのアッカール県で発生した燃料爆発事故の被災者たちを受け入れた。
「我が国とレバノン国民との友好の絆の一環として、また、あらゆる状況下における我が国の兄弟国に対する接し方の原則を具現化するものとして、我が国は、負傷者の治療を専門病院で受け入れる」とアラブ首長国連邦は声明を出した。
在レバノンのアラブ首長国連邦大使館はこれより前に、負傷者たちを一刻も早く搬送すべく当局と連絡を取り始めていた。
15日に、貧困に喘ぐレバノン北部のアッカール県で押収された燃料トラックが不可解な状況下で爆発し、30人以上が死亡し、79人が負傷した。
レバノンは崩壊の危機に陥っており、国内の病院は深刻な燃料や医薬品の不足に直面している。
被災者の多くはトルコやクウェートへと搬送され、エジプトも救援物資を送った。