• 先月から続いているタリバン支配に反対するデモには、多くの女性が参加している。
• 木曜日、首都カブールで大規模な抗議活動は確認されなかった。

シェルシャ・ネワビ

カブール：アフガニスタンでは、タリバン暫定政府の発足後、許可のないデモは違法となった。その主な理由についてタリバン暫定政府は水曜日の夜、デモ参加者の安全確保のためだと主張した。

タリバンは火曜日に暫定内閣を発表し、8月15日にアフガニスタンを制圧して首都カブールを占領したことで前政権が崩壊し、数週間にわたる権力の空白に終止符を打った。

タリバンは先月、包括的な政府の樹立を目指していると表明したが、今回発表された暫定政権の閣僚人事は、タリバンの古くからのメンバーで占められていた。首相のムハンマド・ハサン・アフンド氏を含む閣僚の一部は、国連の制裁対象リストに登録されている。閣僚に女性は含まれていない。

先月からタリバン政権に反対するデモが続いており、多くの女性がデモに参加している。これは、自由ほとんどが制限されていた1996年から2001年までのタリバン政権下では、考えられなかったことである。デモはここ数日、暴力的になっている。

デモ参加者やジャーナリストがタリバン治安部隊による暴力を非難する中、暫定内務相のシラジュディン・ハッカーニ氏は、「一部のグループ」がデモ参加者の安全を脅かしているとし、法務省の許可を得ない限りデモを違法とする法令を発布した。

ハッカーニ内務相は「我が国の内務省は、すべての法的手続きが完了しない限り、誰も抗議活動を行ったり、市民を妨害したりしてはならないと、すべての市民に伝えている」と述べ、このように続けた。「一部のグループは、自身の邪悪な政治的目標を達成するために、デモ参加者の安全を脅かしています。」

しかし、デモを取材したジャーナリストによると、暴力を振るったのはタリバンの治安部隊のほうだと主張する。水曜日にカブール西部で行われた、働く権利や教育を受ける権利を求める女性たちの抗議活動を取材した『エティラート・ロズ（Etilaat Roz）』社の記者2名は、タリバンに逮捕され、暴行を受けたと語った。

「昨日、我々の同僚はカルテ・チャーで行われた女性による抗議活動を取材するために第3地区に行った」と、『エティラート・ロズ』の編集長、ザキ・ダリアビ氏は木曜日にアラブニュースに語った。「タリバンはこの問題の取材（抗議活動の取材）を理由に記者を逮捕したのです。私の同僚のタキ・ダリアビ氏とネマト・ナクディ氏の2人が暴力を受けました。また、私が編集主任を現地へ送ったときも、タリバンは彼を拘束したのです。」

木曜日、カブールで大規模な抗議活動は確認されなかったもの、市内の一部ではインターネットサービスが遮断された。

禁止されているにもかかわらずデモを行う予定の人たちは、部分的な停電はデモの動員を防ぐためだと述べた。

デモ参加者の一人であるアティファ・ モハマディー氏は、アラブニュースに対しこのように語った。「今日は9月9日、アフガニスタンの人々がアフマド・シャー・マスード氏を失った日です。この日大規模な抗議活動が行われる予定でした。」

マスード氏は、パンジシール出身のアフガニスタン人で有名な軍司令官であった。彼はパンジシールをソ連軍から守り、1990年代には第一次タリバン政権への攻勢を指揮した人物だ。しかし彼は2001年9月9日に暗殺された。

マスード氏の息子であるアフマド・マスード氏は、今週初めに同地域が陥落するまで、パンジシールで反タリバン勢力を率いていた。

タリバンの報道官であるアフマドゥラ・ワシーク氏、ビラル・カリミ氏、アナムッラー・サマンガニ氏は、インターネットの遮断が計画されている抗議活動と関連しているかどうかについてのコメントを避けたが、通信事業者のRoshan社は、部分的な停電は技術的な不具合によるものだと述べた。

Roshan社のカスタマーサービス担当のヘクマトゥラ・ハリミ氏は、「現在インターネットの技術的な問題が発生しています」と述べ、次のように加えた。「当社のチームが現在この問題の修復中であり、今夜には解決する予定です。」