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「エジプトは気候変動によって最も大きな影響を受けている国の一つ」と、灌漑大臣

エジプト・アレクサンドリアの洪水。(AP通信)
エジプト・アレクサンドリアの洪水。(AP通信)
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19 Sep 2021 02:09:48 GMT9
19 Sep 2021 02:09:48 GMT9
  • モハメド・アブデル・アティ灌漑大臣は、気候変動は水源にマイナスの影響を与え、その結果、持続可能な水資源開発と安全な水への人権が脅かされると話す
  • 灌漑大臣は、危険な集中豪雨の破壊的な影響から国民や建物を保護するためにすでに1500以上の建造物が設置されたと語った

モハメド・アブ・ザイド

エジプトのモハメド・アブデル・アティ水資源・灌漑大臣は、エジプトは気候変動によって最も大きな影響を受けている国の一つだと語った。

理由としては、海面上昇と気候変動がナイル川の水源に及ぼす影響、熱波や寒波、集中豪雨など、水源や農業、食料、エネルギー、公衆衛生、そして沿岸部や北部の湖周辺の地域にも影響を与えるような極端な気候現象が挙げられる。

それだけでなく、予想される海面上昇とそれに伴う水質を損なう海水の流入でデルタ地帯の最も肥沃な土地の12~15%がダメージを受けるリスクもある。

アブデル・アティ灌漑大臣は、気候変動は水源にマイナスの影響を与え、その結果、持続可能な水資源開発と安全な水への人権が脅かされると話す。

アブデル・アティ灌漑大臣がこう語ったのは、世界銀行グループの中東・北アフリカ持続可能な開発部門の地域代表を務めるアヤット・ソリマン氏と同行した代表団との会合でのことだ。会合は、世界銀行の専門家とエジプトの国際協力省が共同で作成中のエジプトにおける気候変動と開発についての報告書のレビューのために開かれた。

灌漑大臣は、危険な集中豪雨の破壊的な影響から国民や建物、重要施設、また、周囲に住むベドウィン族コミュニティが農作物を育てるために使用する雨水などを保護するために、すでに1500以上の建造物が設置されたと語った。

会合でアブデル・アティ灌漑大臣は、集中豪雨の被害防止、海岸の保護、急増する需要に対応するための新たな水源として農業の排水の再利用の拡大などのための計画など、気候変動に適応すべく水資源・灌漑省がこれまで実施してきた努力を振り返った。

エジプトは現在、海岸(3000㎞ほどに及ぶ)の保護、国民、施設、公営・民間施設、道路、沿岸地域の資産の安全確保のために多数の大規模な計画を実施し、海岸線の後退を防ぎ、浸食によって失われた砂浜を回復させ、農地や村を守ろうと尽力している。

また、政府は北部の湖での漁業の発展の促進も目指している。「北部沿岸とナイル川デルタ地帯での気候変動への適応促進(Promoting Adaptation to Climate Changes in the North Coast and the Nile Delta)」開発計画は、ナイル川デルタ地帯沿岸の5ヶ所、69㎞の距離に渡って保護システムの確立と、地中海の異なる深さで高潮や急な自然現象に関するデータを取得し早期に警告するステーションの設置を目的としている。

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