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イラク首相、拉致・暴行された活動家を病院に見舞う

カディミ政府のツイートによると、首相は「ジャーナリストで活動家のアリ・アル・ミクダム氏の健康状態を確認した」とのことだ。(提供/AFP)
カディミ政府のツイートによると、首相は「ジャーナリストで活動家のアリ・アル・ミクダム氏の健康状態を確認した」とのことだ。(提供/AFP)
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11 Jul 2021 11:07:39 GMT9
11 Jul 2021 11:07:39 GMT9
  • イラクの若手ジャーナリスト、活動家、研究者であるアリ・アル・ミクダム氏が7月9日(金曜日)に失踪し、多くの人々の関心を集めた

バグダッド:イラクのムスタファ・アル・カディミ首相は7月11日(日曜日)未明、親イラン派武装勢力に批判的な民主化運動家が拉致され、暴行を受けたことを受けて、病院を見舞いに訪ねた。

イラクの若手ジャーナリスト、活動家、研究者であるアリ・アル・ミクダム氏はが7月9日(金曜日)に失踪し、友人や支援者の間で懸念が広がっていたが、7月10日(土曜日)の深夜、同氏は負傷したままバグダッド郊外で解放された。

カディミ政府のツイートによると、首相は「治安部隊が誘拐犯からジャーナリストで活動家のアリ・アル・ミクダム氏を解放した後、同氏の健康状態をバグダッドの病院で確認した」とのことだ。

ミクダム氏は2019年10月から数ヶ月にわたってイラクを席巻した反政府デモの中心人物であり、無能で腐敗しているとしたイラクの政治階級の排除を求めていた。

イラクでは強力な親テヘラン派の武装組織が国家安全保障組織に組み込まれており、抗議者たちは、戦争で荒廃したこの国におけるイランの影響力に反発する集会を開いてもいる。

ミクダム氏は脅迫を受けた後、イスタンブール、そしてイラクの半自治領クルディスタン地域のエルビルに移り住んでいた。
同氏は8日前にバグダッドに戻ってきたところだったと、同氏が行方不明になっている間の7月9日(金曜日)に母親がAFPに語った。

「たった2日前に、息子は脅迫を受けたと言って、何かよくないことがあったら連絡してくれと、友人の電話番号を教えてくれました」と、その時、母親は涙をこらえながら語っている。

2019年末に抗議運動が勃発して以来、70人以上の活動家が殺害、殺害未遂、拉致の対象となっている。

当局は暴力行為の犯人の特定、告発に失敗しており、責任を主張するグループもない。

イラクの強力な親イラン派によって、民主主義活動家はしばしば外国の手先のように描かれている。

先月イラクでは、国営のシーア派準軍事連合である「ハシュド・アル・シャアビ」の司令官が民主化運動家の殺害で逮捕された後、2週間後に釈放されている。

ミクダム氏は、先月ワシントン近東政策研究所から発表した最新の分析で、武装勢力によるジャーナリストや学者の暗殺が続いていることを批判していた。

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