
アラブニュース
ドバイ:アラブ首長国連邦の一日当たりの新型コロナ感染者数は日曜、過去1年以上で最低を記録した。同国の高いワクチン接種率により、感染力の高い新型コロナに対する集団免疫が確保された形だ。
保健予防省(MoHAP)は過去24時間で391人の陽性患者を確認し、新規感染者数362人および新型コロナウイルス感染症に伴う合併症による死者2人を記録した昨年8月30日以来最低の数字となった。
パンデミックが始まって以降のUAEの陽性患者数は732,690人、死亡者2,075人となっている。
同省は以前、同国の人口1000万人のうち90.84パーセントが最低1回は新型コロナワクチンの接種を受けたと発表していた。これは世界でも最速レベルの接種である一方、住民・市民の80.99パーセントが完全に接種済みとなっている。
政府は以前、特にシノファームのワクチンの接種を受けた人に向けて、ウイルスへの免疫を高めるためのブースター接種を導入していた。
UAEではこれまで合計19,412,656回分の新型コロナワクチンが投与されているが、これは100人当たり196.28回分に匹敵するワクチン供給率となる。
UAEにおける新型コロナ患者数の減少が続いていることで、アブダビは住民の入国前の新型コロナ検査要件の解除に踏み切った。
また、アブダビ・ドバイ国境の新型コロナ検問所は日曜深夜過ぎに閉鎖された。
この決断は、アブダビにおける新型コロナ感染率が全検査数の0.2パーセントに低下したことの発表、および一部の公共の場所に入場するためのグリーンパスシステムの実施を受けて下されたものであると、アブダビ緊急・危機・災害委員会は声明で述べた。
また委員会は、外国からの旅行者および陽性者接触者にリストバンドを使わない自宅隔離を許可した。
しかし、アブダビ国内の新型コロナ陽性の個人は引き続きリストバンドを着用し予防措置を遵守することが義務付けられる。