
アラブニュース
ドバイ:イラクの最高司法評議会は日曜日、クルド人自治区で開催されたイスラエルとの国交正常化を求める会議に出席した参加者らに対し、逮捕状を発行した。
イラク最高司法評議会は、『イラク通信社(INA)』により発表された声明の中で、イスラエルとの国交正常化を求めたことにより逮捕状を発行した3名の氏名を公表した。
逮捕状が出された3名は、ウィッサム・アル・ハルダン氏、ミッタル・アル・アルシーシ氏、そして省庁職員のサハル・アル・タイエ氏である。
同評議会が発表した声明によると、「残りの参加者については、その氏名が判明した時点で法的措置を講じる」としている。
イスラエルとの国交正常化会議は、首都バグダッドのイラク政府からも大きな非難の声が上がっている。イラク政府も同会議が求めるイスラエルとの国交正常化を否定し、同会議を「違法な会議」とみなしている。
この声明は、同会議について「イラクの人々の声を代表していると偽っているが、彼らは国民(の意見)を代表するものでなく、イラク国内の都市の住民の意見を代表するものでもない」としている。
クルド人であるバルハム・サーレハ大統領も同会議の参加者を非難した。
強力なイスラム教シーア派指導者のモクタダ・サドル氏は「同会議参加者全員を逮捕する」よう政府に要求し、元準軍事組織『ハシュド・アル・シャアビ』の議員であるアハメド・アサディ氏は同会議参加者を「法的見地からも裏切り者」と烙印を押した。
文化省の声明によると、エルビルで開催された同会議に参加した文化省職員のタイ氏は、同省を代表して参加したのではなく、「(市民社会)組織の一員」として参加した。
AFPからの情報提供