
エルサレム:イスラエル保健省はイスラエルがコロナウイルスデルタ株の亜種を確認したと発表した。この亜種は以前ヨーロッパのいくつかの国で報告されていたものである。
火曜深夜、同省は次のように声明を出した。「ヨーロッパの複数の国で発見されていたAY4.2変異株がイスラエルで確認されました」
同省によるとヨーロッパから到着した11歳の少年が保菌者であり、テルアビブのベン・グリオン空港で症例が確認されたという。少年は隔離され、それ以上の接触は見られていない、と同省は述べている。
AY4.2変異株は英国で何度も発見されている。
水曜、イスラエルのナフタリ・ベネット首相は保健省職員と緊急会議を開き、官邸の声明で、イスラエルは「コロナウイルスとの戦いの好成績を維持する」ために対策を行うと発表した。
ベネット首相は、この新変異株の疫学調査を強化するよう要請し、この亜種が検出された他国との連携を求めた。
旅行者の入国要件の変更も検討されている。
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの計算システムズ生物学教授のフランソワ・バルー氏は、この亜種は稀なものであり、他の変異株と同じような、感染が大幅に増加するリスクは発生しないと思われると述べた。
この変異株は、感染が減少したことを受けてイスラエルが観光制限の緩和を検討しているときに発見された。
国境を再開するという以前の計画は、デルタ型の感染者が増加する中で頓挫した。
8月下旬と9月上旬、1日あたりの新規感染者は11,000人を超えた。
当局は感染を減少させたファイザー・バイオンテックのワクチンの3回目の接種(ブースターショット)を市民が受けるよう、積極的なキャンペーンを立ち上げた。
AFP