
マナーマ:火曜日、バーレーンはレバノン滞在中の国民に直ちに退去するよう要請した。イエメン戦争に関するレバノンの閣僚の発言をめぐり、レバノン政府と湾岸諸国との間で対立が生じているためだ。
バーレーン通信社公式メディアで発表した声明の中で外務省は「レバノンの情勢が緊迫し、十分な注意が必要なことから、レバノン滞在中の全国民に直ちに退去するよう要請した」
呼びかけは、アラブ首長国連邦が国民にレバノンからの退去を促した翌日に出された。先週放映された8月収録のレバノンのジョージ・クルダヒ情報相のインタビューが今回の問題の引き金になった。その中で彼は、イランが支援するイエメンのフーシ派は「外部からの攻撃に対して、自衛」しているのだと語った。
アラブ首長国連邦とバーレーンを含むサウジ主導の連合軍は、2014年にフーシ派が首都サナアを占拠したのを受け、2015年にイエメン政府を支えるために介入した。
金曜日、サウジアラビアはレバノンの大使に48時間に国外に退去するよう要請して駐ベイルート使節を呼び戻し、レバノンからの輸入をすべて停止した。
バーレーンとクウェートは即座に同様の措置で追随した。そして土曜日、アラブ首長国連邦はサウジアラビア政府と「連帯」し、ベイルートから外交官を本国に呼び戻した。
サウジ外務省は、今回の動きについてイエメン戦争に関する「侮辱的な」発言が原因だが、レバノンでイランが支援するイスラム教シーア派組織ヒズボラの影響に対する警戒もあるとした。
レバノンからの輸入をすべて停止したサウジアラビアは、レバノン政府との取引はヒズボラの支配のために「無意味」になっているとした。
一方クルダヒ氏は、辞任は「不可能」だと述べた。
月曜日、レバノンは対立を緩和するため、サウジアラビアとの会談を呼びかけた。今回の問題はレバノンにとって深刻な経済危機の中で新たな打撃であり、その脆弱な政府は豊かなアラブ諸国などから援助を取り付けるのに苦慮している。
AFP