
アラブニュース
ジェッダ:スーダンの抵抗運動の指導者は日曜から2日間の国民的ストライキの開始を呼びかけている。先月の軍事クーデターに続いて、スーダンの脆弱な民政移管がさらなる混乱に陥るのではないかという新たな懸念が生じている中でのことである。
民主主義運動は軍との共同統治に戻るという提案を拒否し、民政移管を主導する新たな文民政権の樹立を要求した。同時にスーダン最大の政党の指導者は、軍の指導者が不誠実な交渉をしているとして非難した。
10月25日に権力を掌握したアブドゥルファッターフ・アル・ブルハン陸軍司令官は暫定政権を解散し、何十人もの政府高官や政治家を拘束した。クーデターは国際的な非難を呼び起こし、ハルツームやその他の地域で大規模な街頭デモが発生した。また、これによって民政移管も中断された。民衆蜂起によって独裁者だったオマル・バシール氏とイスラム主義政府が失脚してから2年以上も経過している。
バシール氏に対する蜂起を主導したスーダン専門職組合(SPA)は、軍と文民の指導者間の「新たな合意を求める」調停の取り組みによって、スーダンの危機が「再現されて悪化」する可能性があると述べた。
同組合は、民政移管を主導する完全な文民政権が樹立されるまでは抗議を継続すると約束し、「交渉をしない、妥協をしない、共同統治もしない」というスローガンの下、日曜と月曜にストライキと市民的不服従を行うよう呼びかけた。
同組合は4年間の暫定政権を提案している。提案されている暫定政権は儀礼的役割を持った統治評議会(メンバー5人)と、独立した人物が代表を務めるテクノクラート内閣(メンバー20人)で構成される。この提案では議員150人の立法議会を2ヶ月以内に設立することと、軍の再編および全民兵組織の解体が想定されており、強力な準軍事組織「即応支援隊(Rapid Support Forces)」もその対象となっている。
米アントニー・ブリンケン国務長官は、文民主導の政権に迅速に戻るよう求め、クーデターの指導者によって拘束された閣僚や活動家リーダーなどの解放を要求した。
ウンマ党のアル・ワティグ・アル・ベリエ書記長は、軍に事態を好転させるための圧力をかけるよう国際社会に求めた。クーデター以降、軍の指導者は暫定政府の解体および民主制に賛同する指導者の拘束を続けている。ウンマ党はスーダン最大の政党であり、退陣した政権には大臣もいた。
「会談を始めることができるよう、雰囲気を整えて問題を好転させることが本当に必要です」アル・ベリエ氏はそう語った。
「ですが、軍部は独自の計画を続行しており、友好を示そうという努力が行われていないことは明白です」
アル・ベリエ氏は、調停の取り組みはまだ結果が出ておらず、その失敗は軍に原因があると述べた。
軍と抵抗運動が一層それぞれの立場の守りを固めるようになってきているため流血の可能性がある、とアル・ベリエ氏は警告し、クーデターを撤回させるために軍の指導者への圧力を高めるよう国際社会に求めた。
「こうした初期段階のうちに、強力な圧力をかけ続けてくれることを期待しています。単にツイッターに投稿する以上の圧力が必要です。圧力は、軍の構成員に対する現実的な圧力を作り出すような仕組みを備えている必要があります」アル・ベリエ氏はそう語った。
その他の展開としては、ハルツーム大学の学部長理事会が公式に授業を無期限停止とした。クーデター当日の10日25日、大学構内に治安部隊が突入し、学生および教授に暴行を加えて侮辱を行ったことを受けたものである。クーデター以降、既に授業はストップしていた。
土曜午後、スーダン専門家組合(SPA)は4年間スーダンを統治する暫定政府を提案した。提案された暫定政府は儀礼的役割を持った統治評議会(メンバー5人)と、独立した人物を代表者とするテクノクラート内閣(メンバー20人)で構成される。
この提案では、議員150人の立法議会を2ヶ月以内に設立し、軍の再編と全民兵組織の解体を想定しており、強力な即応支援隊(Rapid Support Forces)もその対象となっている。
同組合によると、この提案については他の抗議運動や非政府団体による議論を受け入れていると言う。
スーダンの政党やクーデター指導者から、この提案に対する迅速な反応はなかった。