
アラブニュース
ドバイ:中東地域の各国首脳が7日、バグダッドに居住するイラクのムスタファ・アル・カディミ首相を狙った攻撃を非難した。アル・カディミ首相は、武装ドローンによる暗殺未遂の難を逃れ、無事だった。
サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カタール、ヨルダン、その他の全ての中東諸国が、アル・カディミ首相を狙った攻撃を非難する声明を発表した。
湾岸協力理事会(GCC)のナーイフ・アル・アジュラフ事務局長は攻撃を糾弾し、GCC加盟国はイラクの安全をGCCの一員のものとみなしていると述べた。
エジプトの大統領もアル・カディミ首相に対する暗殺未遂を非難し、同国がイラクの安全と安定の保護に寄与することを確認した。
同国のアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領はすべての関係諸国に対し「落ち着きと抑制」を呼びかけた。
一方、イランの安全保障担当の責任者であるアリー・シャムハーニー氏は7日、攻撃を「新たな扇動」として非難した。
「今回の暗殺未遂は、元を突き止めれば外国のシンクタンクに由来するに違いない、新たな扇動である」とシャムハーニー氏はツイッターで述べたが、それ以上の詳細は記されなかった。