
アラブニュース
この地域で宗教と政治がどのように関わっていくべきかについてのアラブ人の感情が、アラブニュースがYouGovおよびアラブ戦略フォーラムと提携して独自に実施した研究で明らかにされる。
画期的なイベントである第12回アラブ戦略フォーラムが、12月9日に再びドバイで開催され、ディック・チェイニー元米国副大統領、李肇星元中華人民共和国外務大臣など18人を基調講演者として迎える。今年のイベントのテーマは、「次の10年を占う」である。
副大統領兼首相でドバイ首長国の首長であるシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥームの後援の下、リッツ・カールトンDIFCで開催されるこのイベントでは、今後のアラブ世界を形作る主要な社会的、政治的、経済的要因を探ることになる。
フォーラムの中では、オマール・サイフ・ゴバシュ外務国際協力省の文化担当副大臣、英国の作家エド・フセインがパネルに参加、アラブニュース編集長ファイサル・アッバスが司会を務めて、次の10年におけるイスラム教の未来について議論する。
アラブ戦略フォーラムと提携して、アラブニュースはアラブ人の意見や関心について調査を委託し、アラブ人が自国の最大の問題であると考えているものは何か、この地域で紛争を引き起こしているものは何か、彼らの生活において宗教と政治はどう交わっているかを聞いた。
この研究のため、YouGovは中東および北アフリカ(MENA)地域の18か国で数千人のアラビア語話者にインタビューを行った。フォーラムでは「モスクと国家:アラブ人は将来をどう見るか」と題する報告書が発表され、回答者の間で明確なコンセンサスが得られた分野が明らかにされる。
報告書はパネルセッションの中で議論され、回答者が宗教と政治についてどう感じているか、ハマス、ムスリム同胞団、イスラム国/ダーイシュ、アルカイダ、タリバン、ヒズボラなどのグループに関し、将来をどう見ているかなどについての議論が行われる。