
アルジェ:アルジェリアで長きにわたって政権を担ってきた民族解放戦線は、故アブデラジィズ・ブーテフリカ大統領の後の新たな歴史のページをめくる上で鍵になると見られていた地方自治体選挙で、僅差で勝利したことが、30日、速報結果で明らかになった。
フランスからの独立戦争を主導し、何十年もの間、同国唯一の政党だったFNLは、全国で5978議席を獲得し、伝統的な同盟政党の民主国民連合(RND)がこれに続いて4584議席を獲得したと、選挙管理委員会のモハメド・シャルフィ委員長が語った。
無所属が3位となり、4430議席を獲得したと、シャルフィ委員長は記者団に語った。
27日の投票は、アブデルマジド・テブン大統領にとって重要な試練となった。同大統領には、ブーテフリカ氏が軍や民主化抗議運動ヒラクの圧力を受けて辞任した数ヵ月後の、論争を引き起こし、広くボイコットが行われた2019年の投票で選出された経緯がある。
ブーテフリカ氏は9月に84歳で死去した。
昨年11月、憲法改正に賛成票を投じた有権者は24%に満たず、一方の6月の議会選挙では投票率が23%と過去最低を記録した。
27日の投票率は、地方自治体選挙で36.6%、県議会選挙では34.8%だったと、シャルフィ委員長は述べた。
委員長は以前、不正の横行が特徴的だったブーテフリカ政権下の地方選挙と比較することを拒否していた。
FLNは、国内の1541の市町村のうち124の自治体で絶対多数を獲得したが、支配していた603の市町村のうち479の自治体で過半数を失った。
552の市町村では、58の市議会で絶対多数を獲得したRNDを含む同盟政党と共同での議会運営を余儀なくされることになる。
老舗野党の社会主義勢力戦線(FFS)は、47の市町村で絶対多数を獲得したが、その多くは反体制派が強いカビリ地方だ。
AFP