
ガザ:レバノンのブルジュ・エル・シェマリにあるパレスチナ難民キャンプで12日に発生した銃撃で、4人が死亡、他にも複数人が怪我をしたと、パレスチナの組織ハマスの幹部2人がロイターに語り、ライバル関係にある運動組織ファタハに流血の責任があると非難した。
銃撃は、10日夜にレバノン南部の港湾都市ティルスのキャンプで発生した爆発で死亡したハマス支持者の葬儀中に発生した。
「ファタハの銃撃犯は、葬送の行進に参加している人々に対して故意に発砲した」と、ハマスの幹部が匿名を条件に語った。
ハマスの主張に関するロイター通信のコメント要請に対して、レバノンのパレスチナ常駐代表部からは、今のところ回答は得られていない。
ファタハは、イスラエルが占領するヨルダン川西岸地区で限定的に自治権を行使しているパレスチナ自治政府を支配している。ヨルダン川西岸地区のパレスチナ自治政府の当局者らは、ロイター通信からコメントを求められ、報道を確認中だと述べた。
12日早朝、レバノン国営メディアは、ブルジュ・エル・シェマリのキャンプで発生した紛争で2人が死亡、7人が怪我をしたと伝えた。
ハマスは11日の声明で、10日夜の爆発は電気系統の不具合により発生したものだったと発表した。
ロイター