
モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトが、アフリカ諜報および安全保障サービス委員会 (CISSA)の新しい議長国になることが決まった。CISSAはアフリカ連合(AU)に情報や政策の方向性を提供する役を担う。
北アフリカのこの国が、これから1年にわたってナイジェリアの後を継ぐことになる。この任命は12月12日から13日までカイロで開催された第17回CISSA会議で行われた。
エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、AUの安全・情報機関の最高責任者を前にして、新型コロナウィルスの流行、不法移民、失業、サイバーセキュリティ、テロ活動、組織犯罪など、大陸が直面している重大な問題に加盟国が一致して取り組むことの重要性を強調した。
エルシーシ大統領は、こうした問題の中でも特に国境を越えたテロ活動がAUの直面する最重要課題であるとし、これによりアフリカ大陸の経済的発展が阻まれていることを説明した。
「私たちが、大陸の安全と結束を維持するために再び最大限の努力を払うことが非常に重要です」と、大統領が語った。
「アフリカの人々の偉大な夢と志を実現するため、そして全員が願う安定と繁栄を享受するためにも、それを遂行しなければなりません」