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スーダン、地域の安定を脅かす戦争を誘発しないようエチオピアに警告

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15 Feb 2021 09:02:13 GMT9
15 Feb 2021 09:02:13 GMT9

アラブニュース

ドバイ:スーダンが自国領土に対する「エチオピアの侵略」、そしてエチオピアによるスーダンの主権と国土の安全の侵害を強く非難したと、スーダンの国営通信社SUNAが報じた。

スーダン外務省は声明を発表し、その中でスーダン領土への武力侵略を「容認できない、遺憾な深刻化」と表現した。

「(今回のエチオピアによる) 侵略は安全と安定を強化すべき両国間の善隣友好政策と建設的な取り組みの持つ価値と相反している」とスーダンの国営通信社SUNAが声明を引用した。

声明では、エチオピアの侵略はこの地域の安全と安定に危険な影響を与え得るとされ、その結果生じる事態の責任はすべてエチオピア側にあるとも付記された。

声明は、しかしながら、新たな侵略の実態とスーダン軍側に犠牲者が発生したか否かについては触れていない。

スーダンはエチオピアに対して協議の再開、合意に基づく国境の策定の完了、そしてその国境線の明示を求めている。

エチオピア北部のティグレ地域で11月初旬に軍事衝突が発生し、主に同地域の住民50,000人以上がスーダン東部に難民として流入したため、国境地域の緊張が再燃している。

スーダン、エチオピア間の対立の中心はアルファシュカ地域の農地をめぐる問題である。この地域はスーダン国内にあるものの、エチオピア人農民たちが長期にわたって定住している。

この数ヶ月間、スーダン、エチオピア間で軍事衝突が複数回発生しており、暴力を扇動したとして非難の応酬が続いていた。両国はこの問題についてハルツームで1月に協議した。

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