
サイード・アル・バタティ
アル・ムッカラー:地元の当局とメディアが27日に伝えたところによると、イエメン中心部の都市・マアリブ周辺で過去24時間に発生したフーシ派とイエメン政府軍との激しい戦闘によって、少なくとも100名のフーシ派兵士が死亡した。イランの支援する反政府勢力が戦力上重要なマアリブを奪還するため、攻撃を行いながら進軍していた。
イエメン政府軍と部族兵らは26日、アラブ連合軍による上空からの大規模な戦闘支援を受け、マアリブ南部のフーシ派拠点に対する反撃を開始した。フーシ派民兵らをマアリブ周辺の重要拠点から押し返し、新たな地域を掌握するためだ。
26日から27日にかけて、アル・バラク・アル・シャルキ山脈とその周辺地域で双方による激しい戦闘が起き、野戦軍の司令官を含む少なくとも100人以上のフーシ派兵士が死亡した。
「国軍はアル・バラク・アル・シャルキ近郊の丘陵地帯にある3つの軍事拠点を奪取し、フーシ派につながる供給ラインを切断しました」と、政府軍の関係者がマアリブの戦場から帰還してまもなく、アラブニュースに電話で語った。
「私が今言えることは、我々は過去24時間に死亡した、少なくとも100人のフーシ派兵士の遺体を、なんとか数えることができたということです」
フーシ派は進軍の下準備のため、マアリブ周辺のイエメン政府の支配地域に対して約25発の弾道ミサイルを発射し、武装ドローンや迫撃砲による攻撃を行った。
「フーシ派はヒステリックになり、我々の軍に対して25発の弾道ミサイル攻撃を行いました。そして連合軍の戦闘機がそのうちの2発を上空で迎撃し、撃墜しました」と、上述の軍関係者が伝えた。
弾道ミサイルによる砲撃を行うも、フーシ派が地上で新たな戦果を獲得するには至らず、むしろ政府軍が自らの拠点を強固に保持し、多くのフーシ派兵士を殺害した。