イスラエル、ラマト・ガン:金曜日、イスラエルはCOVID-19ワクチンの4回目接種を免疫機能が低下している人に向けて開始した。オミクロン変異株による感染者の急増を抑えることを期待していち早く実施を決めた国になった。
この取り組みは、イスラエルが、米国の製薬会社ファイザーとのデータ共有の合意に基づいて大規模な予防接種を実施してからほぼ1年後に始まった。
木曜日、イスラエル保健省は、免疫不全の人々に4回目の接種を行うことを承認した。同日、当局が報告した新規感染者数は4,000人を超え、9月以来の高水準になった。
テルアビブ近くのラマト・ガンにあるシェバ病院で心臓移植患者などが最初に追加接種を受けた。この病院では今週、医療従事者がテスト注射を受けている。
「3回目接種で良好な結果が得られました。副反応は軽い局所的な痛みだけです。4回目接種の結果に期待します」と医師のガリア・ラハブ氏は言った。
心臓医のヤエル・ペレド氏は「コロナウイルスに対する防御力を高める」だろうと述べた。
金曜日、イスラエルはさらに高齢者ホームの住民と高齢の療養患者を4回目接種の対象者に追加した。
「このような人々の健康を危険にさらす可能性のある施設で感染が広がるのを懸念して判断した」と保健省は説明した。
ナフタリ・ベネット首相は、イスラエルは世界でいち早く一般市民にも3回目接種を提供した国のひとつであり、4回目接種の先駆けになると述べた。
「イスラエルは、国内の人々への4回目接種で先行する」と彼は言った。
920万人のイスラエル人のうち400万人超が、コロナウイルスワクチンの3回目接種を済ませている。
コロナウイルスのパンデミックとの闘いのもうひとつの前線では、木曜日、イスラエルのエル・アル航空がベルギーからファイザーのCOVID経口用治療薬であるパックスロビッドを運んできた。
チリは、2月から感染リスクの高い人々に4回目接種を提供すると発表した。また、英国とドイツの保健当局も追随することを検討している。
AFP