モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトのヤスミン・フアド環境相は、同国南シナイ県のハーリド・フォウダ知事と会談し、今年末の国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)開催に合わせて、その舞台となるシャルム・エル・シェイクをより環境にやさしい都市へと変えていく計画について協議した。
昨年11月、グラスゴーで開催されたCOP26の閉会式において、次回開催地にエジプトが選ばれたことが発表された。
フアド環境相は、南シナイ県はCOP27の開催に向けて積極的に取り組んでくれるパートナーであり、今回の会談で開催への準備状況を確認することができたと述べた。
COP27の開催準備としてのプロジェクトには、建物の環境への影響や性能を評価する格付けシステムの導入、自転車専用道路の整備、シャルム・エル・シェイクでのビニール袋の全面禁止に先立つプラスチック不使用の代替品の配布などが含まれている。
フォウダ知事は、南シナイ県としてもCOP27に貢献するためにあらゆる努力をしていく態勢であることを強調し、すでにシャルム・エル・シェイクに2,000本のヤシの木を植えるプロジェクトを始動させていると述べた。
フアド環境相とフォウダ知事はまた、シャルム・エル・シェイクに持続可能性をテーマとしたエリアを整備する計画への環境省の支援についても協議した。