
アラブニュース
ロンドン/ワシントン:イランが、同国が1日前に制裁を課した52人を含む、いかなる米国人も攻撃した場合、「厳しい報い」を受けることになるだろうと、米国政府は日曜日に述べた。
米国政府は声明の中で、ジェイク・サリバン国家安全保障顧問の言葉を引用しつつ、「我々は同盟国やパートナーと協力して、イランによるいかなる攻撃も抑止し、またそれに対応する」と述べた。
イランは土曜日、2020年のガーセム・ソレイマニ将軍の無人機攻撃による殺害をめぐり、米軍関係者を含む数十人のアメリカ人に追加の制裁を課している。
米国は、現在国のために働いている者や、かつて働いていた者も含も、すべての自国民を保護し防衛すると、サリバン氏は述べた。
さらに同氏は、イラン政権による制裁の発動と時を同じくして「イランの代理民兵が中東で米軍を攻撃し続け、イラン当局者が米国内や世界の他の場所でテロ活動を行うと脅している」と指摘した。
イランの精鋭革命防衛隊の海外部門であるコドス部隊の司令官であったソレイマニ将軍は、2020年1月3日、当時のドナルド・トランプ大統領が命じた無人機攻撃によりイラクで殺害された。
イランの制裁リストに追加されたのは、統合参謀本部議長のマーク・ミリー米大将や、ロバート・オブライエン元米国政府国家安全保障顧問などである。
イランと米国は現在、2015年の核合意の復活に向けてウィーンで間接協議を行っている。
(協力:ロイター通信)