
モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプト初のEV(電気自動車)が来年に生産されると、アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領がシャルム・エル・シェイクで開かれた「ワールド・ユース・フォーラム」にて発表した。
エジプトは「EV分野において迅速に対応し、5年前、同分野において協力者になるという、エジプト政府の意欲について自動車業界と協議しました」と、大統領は述べた。
公益事業省のヒシャム・タウフィーク大臣は、1億2700万ドルが投資されることになるプロジェクトにおける、エル・ナスル・オートモーティブのパートナーを獲得するために3社と接触していると語った。
タウフィーク大臣はまた、エジプト初のEVの名称は「E70」または「A70」となる予定で、販売価格は約2万ドル、購入者の半数はタクシーや「ウーバー」の運転手になりそうだと伝えた。
同大臣によると、従量課金制の充電ステーションを運営するために設立される新企業の株式の40%が民間部門に、10%がエル・ナスルに提供され、残りの50%が「政府機関」の所有となるという。
第1段階としてカイロとアレクサンドリアの市街に3000ヶ所の充電器スタンドが設置され、その後他県にも拡大されていく予定。
今年、エジプトがシャルム・エル・シェイクで開催されるCOP27の受け入れ国としての準備を行い、またグリーンエネルギーの生産量を増加させる中で、EVに関する取り組みが進められることになる。