
アラブニュース
ドバイ:アブダビのADNOC(アブダビ国営石油会社)の貯蔵施設付近にあるムサファICAD3工業地帯で燃料タンカー3台が爆発し、パキスタン人1人とインド人2人の計3人が死亡、6人が負傷した。国営エミレーツ通信社(WAM)が報じた。
アブダビ警察はWAMが伝えた声明の中で、アブダビ国際空港の新規拡張工事の現場でも火災が発生し、無人機が火災の原因となった可能性があると述べた。
現在行われている調査によると、ICAD3と空港に落下した無人機の破片が爆発と火災の原因となった可能性があるという。
アブダビ警察は、「初動捜査では、無人機の可能性がある小型飛行機の破片がICAD3と空港で発見されており、爆発と火災はこれらの破片により引き起こされた可能性がある」と述べ、建物への大きな被害はなかったと付け加えた。
UAEのアンワル・ガルガシュ大統領顧問はTwitterで、UAEの関係当局はアブダビの民間施設に対する「フーシ派の攻撃」に透明性と責任を持って対処していると述べた。
ガルガシュ氏はまた、フーシ派による地域の安定に対する侵害は、UAEの治安と安全に影響を与えるほど強力ではないと述べた。
ガルガシュ氏は、「この軽率で無謀な愚行の末路は敗北と消滅だ」と述べた。
ADNOCは、従業員3人が死亡したことに「深い悲しみを覚える」とする声明をツイートした。
同社はTwitterで、「今朝10時頃、アブダビのムサファ燃料貯蔵施設で起きた事件により火災が発生した。ADNOCは従業員3人が死亡したことを確認し、深い悲しみを覚えている」と述べた。
さらに同社は次のように続けた。「今朝亡くなった従業員の家族や友人に、全社一同、心よりお悔やみを申し上げる」
「さらに従業員6人が負傷し、ただちに専門医による治療を受けた。専門家による支援チームが影響を受けたすべての人の家族に対する支援を行っている」
「我々は関係当局と緊密に連携して正確な原因の究明にあたっており、詳細な調査が既に開始されている」
At approximately 10:00 AM this morning, an incident occurred at our Mussafah Fuel Depot in Abu Dhabi which resulted in the outbreak of a fire. ADNOC is deeply saddened to confirm that three colleagues have died.
— ADNOC Group (@ADNOCGroup) January 17, 2022
エティハド航空の広報担当者は、アブダビ空港で「予防的措置」のため少数の便の運航を短時間中断したが、すぐに通常の運航が再開されたと述べた。
のちに、イランと連携するイエメンのフーシ派がUAEに対する攻撃を実施したと発表した。
サウジアラビアは今回の事件を「卑劣なテロ攻撃」と呼び、国際的な非難を主導している。
在アブダビ・インド大使館はのちに、今回の事件を認識しており、さらなる詳細な情報を待っているとTwitterで述べた。
今月、UAE船籍の貨物船「ラワビ号」がフーシ派に乗っ取られた。連合軍は、イランのイスラム革命防衛隊がこの計画を支援したと指摘した。
連合軍によると、同船はイエメンのソコトラ島からサウジアラビアのジーザーン港へ向かう途中で拿捕された。同船はソコトラ島の野戦病院で使用した医療機器を輸送していたという。